この度は、昇段審査を受審させていただきありがとうございます。
私は若い頃に入門し、訳あって一度退会してしまいました。
それから何年か経つと、やはりもう一度空手がしたいと思うようになり、30歳の時に再入門させていただきました。
再入門後一年間位は定期的に稽古に行っていたのですが、数年経つと次第に道場から足が遠のいてしまいました。
このままでは折角再入門までした意味が無くなると思い、とにかく稽古に行くようにしました。
稽古前の少し憂鬱な気持ちや葛藤を乗り越えながら稽古していくと、次第に気持ちに変化が出てきて、数年経った頃、本当に空手が好きになっていました。
そして純粋に空手で強くなりたい、そう思うようになって稽古していると、今まで一緒に稽古している仲間との絆が、より深くなったと感じるようになりました。
道場から足が遠のいた時、辞めないで本当に良かったです。
あの時辞めていたら、本当の空手の素晴らしさや、道場の仲間との関係も築くことが出来なくなるところでした。
そうして稽古していくうちに徐々に級も上がっていき、先生から昇段審査に推薦したというお話をいただきました。
それから自分なりに稽古に励み、審査当日を迎えました。
審査直前は、自分が想像していたほど緊張感を感じることは無かったのですが、審査の内容はというと、今までの自分の稽古に対する甘えや未熟さを痛切に感じさせるものでした。
それでも何とか最後の10人組手まで辿り着きました。
体力も無くなっていましたが、道場の仲間や、周りの方々の応援のお陰で力を貰い、完遂することができました。
最後に今まで指導していただいた師範、先生方、10人組手の相手をしていただいた方々、今まで支えて下さった方々のお陰で昇段することが出来ました。
これからは新極真会の黒帯に恥じぬよう、一層精進していきます。押忍
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