福島支部白河道場鏡開き稽古会&餅つき


福島支部白河道場鏡開き稽古会&餅つき今年も1月7日(日)に白河道場恒例の鏡開き行事である『餅つき・稽古会』をおこないました。

今年は日程の関係で稽古初めとなったこの日ですが、例年より人数が少なくチョット寂しい気はしましたが、稽古に60名ほど餅つきには100名ほどが参加して楽しく盛り上がりました。

今回のレポートは、ここ数年欠かさず特別参加し、今年は単身乗り込んできて「来年は軍団で参加します!」と言っている、東京お茶の水支部のあの人です。

福島支部白河道場の鏡開き稽古&餅つきに参加して年末からの酷使した内臓を休めるというのが毎年恒例の行事となっているため、今年も白河道場へ。

到着後、朝の10時にも関わらずこちらも毎年恒例の光景となっている「酒を飲む親父の会」の人生の先輩方の姿が。
「後援会」とか「父兄会」とかは各道場にもありそうだが、自らを親父と称し「酒を飲む」という修飾語がなんとも素敵です。

この日は「今年はコーヒーだから」とおっしゃっていたので、健康に留意されているのかと思っていたが、後で聞くとコーヒー用のカップでドブロクを飲んでいたとのこと。
さすが「酒を飲む親父の会」。
信念を貫き通す男気に脱帽です。

凄いのはその親父達は、子供達が通っているわけでもなく、ましてや自ら空手をしているわけでもありません。
道場を辞めてしまったり、卒業した少年部の親たちが毎年集まって餅つき用のもち米を蒸かされているようで、空手を通じて得ることが出来た人の繋がり。
というお金で買うことの出来ない財産があるからこそ、滝嶋先生が白河道場の宝!?とおっしゃるのがよくわかります。

鏡開き稽古は、11時の開始時刻になると滝嶋先生の号令から始まり、各黒帯の先輩方が号令を順番にかけ、基本稽古に始まり今年は200本の廻し蹴りをして稽古は終了しました。

終了後は臼と杵がすぐに登場し、蒸かしたもち米からお餅を作ります。
この作業が意外と大変で、各道場に暗黙の了解的にある黒帯を取得するべき基準の一つに白河道場には、きちんと餅をつける。という項目があるのは確実視されます。

餅つきが始まり、滝嶋先生と藤中先輩の超ベテランのお二人が「パチン」「パチン」という音をリズムよく奏でながら道場の空気が変わり始めたところで、奇しくも大ベテランの後にお餅をつくことになった私。

以前、他の茶水道場生と参加したときに、私を含めた全員「超」がつくほど下手で失笑が起きた苦い過去があります。
その苦い過去を払拭すべく、意を決してついた1発目の音はまさかの「ペコッ!!」。
なんとも間抜けな音を叩き出してしまい、目の前にいた少年女子部が目を合わせ笑うのはごく自然の反応でしょう。
大事な場面で声が裏返った人の気持ちが少し分かる気がしました。

その後小さな子供達も全員でお餅をついて、いよいよ新年会のスタートです。
広い道場の真ん中にここぞとばかり並べられたお酒を見ると、これからお酒を飲める楽しさよりも「これ全部飲むの?」という恐怖心が生まれてくるほどです。
実際この時には我が身が占領されるとは知る由もありません。

新年会の始まりは滝嶋先生の挨拶から始まるのだが毎回この挨拶が好きで、いつも勉強させられます。
今回は「仁・義・礼・智・信」の五常についてのお話と空手の繋がりを聞くことが出来、新たに空手に対する情熱や自分自身の生き方に対しても非常に勉強になりました。

とは言っても世間的に発表出来るような、勉強はここまで。
表彰式やじゃんけん大会を終え中締めが終了すると、ここからは、空手家らしく。とか、節度ある飲み方。というようなことは度外視して、人をいかにポンコツにするか。というところにベクトルが向けられ、上下関係など全く関係なく、人を騙して裏切って自分だけ助かるという人間の醜態を見ることが出来るゲームが始まります。

そのゲームの名は「タコ八郎ゲーム」。怪しいニオイをプンプンかもし出すネーミングセンスは抜群です。
さらに今回は「パイジュ」と呼ばれる中国では高級酒とされる50度以上のお酒が登場しました。

この「パイジュ」はとても個性的な味をしていて、その個性的な性格を「君ぃ、とても個性的だねー」って褒めることすら出来ないぐらい私にとっては激マズのお酒で人の身体を占領するという特技をもっています。

私はとても苦手で、一度飲んだ時にトイレを愛することになってしまったことになったため、一滴たりとも体内に入れないようにすることに全神経を使います。
その甲斐あって何とか一滴も体内に入れることなくゲームを乗り切り安心し優越感に浸ったところで、二次会の会場へ出向くわけであります。

二次会会場では、楽しく美味しいお酒を楽しもうと思っていたのがもはや間違いでした。
なぜならそこには完遂されたはずの「パイジュ」があったからです。

なぜここにも。と一瞬混乱してしまいましたが、ここでも一滴たりともを体内に入れないように集中力がさらに増し、空手家たるもの隙を見せてはいけないと。私の中で会場が戦場へと変わった瞬間でもありました。

二次戦場は、外で寒かった人達を温かく迎えるために暖房もしっかりと効いておりとても快適に過ごせるはずが、その気温は少し動くとすぐに喉が渇く環境だったため、宴という戦いの中、一度動き出した行動を止めるわけにもいかず、受け取った力水は何と「パイジュ」。とうとうパイジュが大魔王と化し私の体内に。。。しかも1度だけでなく2度3度。

遺憾なく「パイジュ大魔王」の実力が発揮され、見事に支配された我が身は「あきら100%」ならぬ「みっちゃん100%」と変身し店員と客どっちがどっちがわからなくなったようですが、それは決して私の姿ではない。その後も3次戦場、4次戦場へと続いたようですが、本来の私の姿ではないため割愛させていただきます。
 
終電で帰京するはずが、白河道場泊となる頃に「パイジュ大魔王」の呪縛から解き放たれ、南国出身ということを武器に一番温かい場所で就寝させていただき戦いは終わりました。

白河道場の鏡開き稽古と餅つきは私にとって貴重な行事の1つです。
今年1年、打倒「パイジュ大魔王」を目標にしっかりと修行を積み来年こそは勝利したいと思います。
毎年温かく迎えて下さる滝嶋先生始め白河道場の方々や福島支部の方々には今回も大変お世話になりました。

ありがとうございました。押忍

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