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東京城南川崎支部 入来智羅咲 初段昇段レポート(2018年4月1日)

2018.06.18
昇段レポート

この度は昇段審査の機会を与えていただき、また、昇段をお許しいただきありがとうございました。

私が空手を始めたのは五歳の時でした。
私には三人の兄がおり、兄達は先に空手を習っていました。

年が離れていたせいもあり、はじめは仲間に入れて欲しい一心で入門しました。
組手というものを知らず、初めて体験した時には、痛い、苦しい、やめたいと思っていました。
そんな気持ちで大会に出てももちろん勝てるわけがなく、小学校の間は大会で優勝したことがありませんでした。
負けても悔しいと思うことができませんでした。

中学に入ると、三人の兄達と同じ部活に入り、部活中心の生活になり、空手とは益々距離が離れました。
しかし、型の大会があるというのを知り、今まで全力で型をやったことがなかったのですが、1から練習を始めました。

その甲斐もあり、県大会で入賞できるようになりました。
初めて手にしたトロフィーは、優勝したものではありませんでしたが、凄く嬉しかったのを覚えています。

そして、高校に入りました。
高校では部活に入らなかったので自然と空手の稽古に行く回数が増えました。

すると、今までは気付けなかったのですが、大会で優勝する為に全力で練習している先輩方や兄達の姿が目につくようになりました。

一緒に稽古していく中で、入賞ではなく「優勝」に向かって必死に頑張っている姿をみて、素直にかっこいいと思いました。

そして兄は大会で優勝をし、今までの稽古は嘘をつかないということを教えてくれました。
その時、私の中で何かが変わっていました。
「私も兄達みたいに組手の大会で優勝してみたい」そう思うようになりました。

そこから組手の稽古もついていけるように頑張り、道場内の試合から出始め経験を積み、全関東大会に出場しました。

兄達がセコンドについてくれ、同じ道場の方々が応援してくれた甲斐もあり優勝する事が出来ました。
その年のドリームフェスティバルでも優勝する事が出来ました。
トロフィーを貰い、表彰台に立った時の景色は今までとはまるで違ったものでした。
優勝する為に練習をし、「勝つ」ことの喜びを知ることができました。

同じ道場に通う先輩方や後輩達の応援のおかげでもありますが、やはり私の中で一番大きかったのは兄達の存在でした。

一緒に稽古をし、一番近くで私をみてくれている兄達がセコンドにいると凄く安心します。

私は空手を始めた当初からずっと兄達の背中をみてきました。
ずっと追いかける立場でした。

自分に自信のない私にとっての原動力はいつも兄達の影響によるものでした。

そして、小学校、中学校の頃はそんな自信のない私が黒帯を取れるとは正直思ってもいませんでしたし、兄達が黒帯を取っても私には無理だと思っていました。

しかし、これからは新極真会の黒帯です。
夢のまた夢だと思っていた黒帯をやっと掴む事が出来ました。

今回、私が審査を最後まで挫けずにやり抜くことができたのは、指導員の方々、いつも稽古を共にしている諸先輩方、女子部の皆さま、いつも支えてくれている両親、そして一番近くで私をみてきてくれた兄達の応援があったからこそだと思っています。

追いかける立場から追いかけられる立場になりました。

これからは、黒帯の名に恥じないよう、自覚と責任、自信を持ち、一つひとつの稽古を大切にし、日々精進していきます。押忍

※こちらで掲載している昇級者氏名は、支部道場より頂いた昇級者データを参照しています。

東京城南川崎支部
支部長/責任者:入来武久
連絡先住所:神奈川県川崎市中原区宮内2-1-10
電話番号:044-766-1555
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