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西東海支部 久野浄英 四段昇段レポート(2019年11月20日)

2020.02.05
昇段レポート

この度、世界大会セミナーでの審査会において四段への昇段をお許しいただき感謝申し上げます。

審査の準備は5月のJFKO大会後より始めました。
四段の昇段には教則DVDに収録されている20の型のうち19番目「観空」までが必要となります。
その中でも「撃塞小」「撃塞大」「臥竜」「征遠鎮」「十八」「観空」を集中して稽古しました。

とは言っても知らない型を独学で学ぶことは容易ではありません。
教則DVDの号令部分を繰り返しスロー再生し、外館師範の号令に合わせてこなせるようにしました。

その後、過去の空手ライフでの藤原師範の解説を読み細かい部分を理解しました。
11月までの5ヶ月間、毎朝仕事前に「拳立50回」「ジャンピングスクワット100回」「6つの型」をノルマとし、ラジオ体操の様にリラックスして行うことを目標としました。

そして自分ではやり切ったという充実感をもって世界セミナーに挑みました。
しかし審査前日の稽古で緑代表から「下段払いの拳の向き」「拳の握りの甘さ」の指摘を受けました。

その後の稽古で修正しようと取り組みましたが、25年の空手人生で染みついた癖は簡単には直りません。
それどころか下段払いを気にするあまり、それ以外の部分でミスを連発し5ヶ月間の稽古で培った自信は審査前夜にしてゼロになりました。

ナイトトレーニングでも成果はなく「人間は睡眠することで記憶が海馬から大脳皮質に送られ安定化する」という本の一節を信じて布団に潜り込みました。

目をつむり太極Ⅰから順に下段払いの箇所を思い出しイメージトレーニングをするも、1日疲れた身体は正直で平安1のあたりでは深い眠りに落ちていました。
目が覚めると審査当日、全く自信の無い私は朝食後、空いていた研修室でコソトレを開始、5ヶ月間続けたノルマをこなし部屋を出ました。

水分補給をしながら部屋に戻る途中、不思議と気持ちが落ち着きジタバタせず25年間懸命に染み込ませた自分の空手力を信じようと思いました。
それは12年前世界大会の初日、家を出る時にも感じた妙に落ち着き心地の良い瞬間でした。

あとの審査はただただ精一杯、情熱を審査員に伝える事だけを考えました。
結果は合格、現在の昇段レポートに至ります。

選手引退後、指導員としての空手に接する機会が多かった私にとって、この昇段への挑戦は1人の空手家として稽古に向き合う良い機会となりました。

昇段に際してご尽力いただきました皆様に感謝も仕上げます。押忍

※こちらで掲載している昇級者氏名は、支部道場より頂いた昇級者データを参照しています。
西東海支部の情報はこちらよりご確認下さい。


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