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海外からの宣戦布告

2015.10.30
メディア

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前回大会4位、第5回ワールドカップは準優勝と、あと一歩でビッグタイトル獲得を逃しているだけに、今大会へかける思いは強い

――世界大会は3回目の出場になります。4位に入賞した前回大会をどう分析していますか。
「最後の2試合はあまり納得できる内容ではありませんでしたが、4位入賞という結果には満足しています。決勝まであと一息というところまでいきながらあのような結果だったことは、私にはまだまだ成長すべき点があると教えてくれたのだと思っていますし、今回の大会は(優勝するための)準備万端です」

――リトアニアの強さの秘密はどこにありますか。
「リトアニアの極真空手は非常に組織力が高く、その組織力によって空手が広く普及しています。若いうちにしっかりと基礎を学び、また、実戦を経験させることで、大人になる頃には強くなるような環境がつくられています」

――歴代の大会は日本人選手がチャンピオンになっていますが、そのことについてどう思いますか。
「日本は空手発祥の国ですので、もし、日本人がまったく優勝していなかったとしたら、それはそれで納得がいかなかったでしょう。すべての日本人選手をリスペクトしていますし、対戦相手となりうる日本人全員のことが気になります」

――その伝統を打ち破るためには何が必要ですか。
「特別に必要なものはありません。リトアニアもハイレベルで成長を続けているので、海外の選手による優勝は時間の問題です」

――トーナメントで意識している選手はいますか。
「残念ながら(前回大会で敗れた)ローマン・ネステレンコ選手は引退し、村山努選手は出場しないので、ヴァレリー・ディミトロフ選手にはぜひとも勝ち進んでもらい、決勝で(ワールドカップや全ヨーロッパ大会の)リターンマッチをしたいですね」

――世界チャンピオンとはどういうものですか。
「チャンピオンになることは、私にとって達成すべき重要な目標です。しかし、それがすべてではありません。生徒を指導し、彼らが強くなったり人として成長することも、人生の幸せだと感じています」

――大会への意気込みをお願いします。
「まずは、このようなすばらしい大会に参加させていただけることを、大変光栄に思っています。世界大会という場で試合場に歩みを進める時のあの雰囲気は、特別なものです。日本での大会前合宿もとても貴重な経験になりますし、リトアニアチーム全員が日本での大会をとても楽しみにしています」


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昨年の全ロシア大会を制し、ロシアの新エースの座に就いた。今は亡き友のためにも必勝を誓う

――ローマン・ネステレンコ選手が引退し、ロシアのエースとして世界大会に臨むことをどう感じていますか。
「非常に光栄なことではありますが、同時に大きな責任も感じています」

――親友のアンドレイ・マテロフ選手が亡くなってから、初めて迎える世界大会になります。マテロフ選手への思いを教えてください。
「彼は大親友のひとりでした。空手を始めたきっかけも似ていましたし、年齢も近いため同じカテゴリーで試合をすることも多かったです。そして、時を同じくして世界を目指すようになりました。前回の世界大会では相部屋で、大会中に多くの時間を一緒に過ごしました。今回、大会で東京に行きますが、アンドレイがいないという現実は、私にとってとても辛いことです。でも、こればかりは仕方がありません。アンドレイがいない中で闘うことは、自分を一層奮い立たせることにもつながっています。2011年の彼の活躍に恥じないようなすばらしい成績を、自分も収めたいと思っています」

――第5回カラテワールドカップでは、左ヒザの前十字靭帯断裂という大ケガがありました。前回の世界大会からの4年間は、どんな時間でしたか。
「人生山あれば谷あり、辛いながらも得るものも多くありました。日本とロシアによる手厚いサポートのおかげで、大ケガという困難にも立ち向かうことができ、こうして復帰することができました。本当に感謝しています」

――世界チャンピオンとはどういうものですか。
「(映像で)第5回世界大会を見た時に『これが世界レベルの空手なんだ。自分もいつかあの場所に立ちたい』と思っていました。世界大会は最高峰の場です。世界チャンピオンはその最高峰の場でトップになるということです。トップになれば注目される存在になります。注目されるということは、悪い見本とならないよう、チャンピオンの名にふさわしい振る舞いをしなくてはなりません」

――世界大会で優勝するために必要なものは何だと思いますか。
「己に集中することだと思います。自身の強さを高めるために稽古をし、(自身の足りない部分を)見極め、さらなるモチベーションへとつなげること、そして試合においても平常心を保ち続けることだと思います」

――大会への意気込みをお願いします。
「4年間、世界大会に出場することをずっと待ち続けていました。主催者、ファンが満足する大会になることを願うと同時に、各国の選手がすばらしい状態で試合に臨めることを願っています」


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前回大会ではドナタス・イムブラスを破り、波乱を演出した。今大会は堂々の有力候補として参戦する

――第10回世界大会では優勝候補のドナタス・イムブラス選手を破り、躍進をはたしました。感想をお願いします。
「ドナタス選手に勝ったことは、将来に向けての大きな自信となりました。彼との試合は昨日のことのように覚えています。私が勝者としてアナウンスされると、観客が私の勝利に対して立ち上がって拍手をし、会場全体が沸き上がっていました。あの時に経験した感覚は一生忘れることができません。あの世界大会を迎えるにあたっては、トレーナーや友人が一生懸命サポートをしてくれましたし、ドナタス選手に勝つことで彼らの思いに報いることができたと思っています」

――前回大会から成長した部分はどこだと思いますか。
「この4年間で成長したすべてを今回の世界大会でお見せしますので、期待していてください」

――日本選手団の印象は?
「日本は空手界においてトップを走る選手たちを有しており、日本人選手はライバルと言えるすばらしい選手ばかりだと思っています。彼らと対戦できるのは、とても光栄なことです」

――トーナメント表を見た感想は?
「いい組み合わせではないでしょうか。自分のブロックの中では、明らかにヴァレリー・ディミトロフ選手が一歩抜きん出ていると思います」

――意識する選手はいますか。
「ヴァレリー選手です」

――現在はどんなテーマで稽古をしていますか。
「前半は基礎的な内容に集中し、後半は実戦を見据えた技や戦略を意識した稽古を行ないました」

――世界チャンピオンとはどういうものですか。
「トーナメントを闘いながら、自身の精神力やフィジカル面の課題を確認し、より良い状態へと高めていくことができるのがチャンピオンだと思います。今回の大会では、新たな顔ぶれはもちろんのこと、ベテランの選手と闘えることも楽しみにしています」

――世界大会で優勝するために必要なものは何だと思いますか。
「精神的かつフィジカル的な成長です」

――大会への意気込みをお願いします。
「楽をして勝てる試合はひとつもありませんが、すべてを出し尽くして世界大会で勝利を手にしたいと思います。この大会には強い志を持つすばらしい選手が多く参加します。とにかく自分の力を信じ、どんな状況においても万全の状態に自らを調整して勝利することだけを考えて試合に臨みます!」


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驚異のスタミナを誇るポーランドの雄。同じブロックに入った島本雄二との対戦が実現するかに注目が集まる

――今年の全ヨーロッパ大会では、決勝でヴァレリー・ディミトロフ選手と再延長まで闘いました。感想をお願いします。
「ヴァレリー選手のような才能ある強い選手との試合は、いつもハードです。あの試合はできるだけ多くの突きを当てにいき、自分主導で試合を運べるよう心掛けました。戦略としては悪くなかったのですが、延長戦ではペースが落ちて手数も減ってしまい、ヴァレリー選手に攻撃の隙を与えてしまいました。結果、試合に負けてしまいましたが、課題も見えたので、今は彼とのリターンマッチを楽しみにしています」

――マシエ選手と言えば試合で見せる粘り強さが印象的ですが、窮地に立たされても心が折れないのはなぜですか。
「私の性格上、すぐにあきらめてしまうのはとても嫌で、すべての力を出し切れば、どこかで勝てるチャンスが巡ってくると信じて闘っています。空手というのはとても奥深く、自身を知ることができるスポーツで、闘いにおいて窮地に立たされれば立たされるほど、己を深く知ることができると感じています。勝ち負けも大切ですが、自身との闘いという点で、 1試合1試合を大切に、そして楽しんで闘っています」

――世界大会のトーナメントで意識している選手はいますか。
「世界大会にはすばらしい選手がたくさん出場します。それぞれがトーナメントに向けてきっちりと準備をしてくるわけですから、どの選手も簡単に勝利をあきらめてしまうことはないでしょう。現時点ではヴァレリー選手が優勝候補と言われていますが、イリヤ・ヤコブレフ選手やマリウス・イラス選手、そして日本人では島本雄二選手、山本和也選手、落合光星選手なども要注意だと思っています」

――世界チャンピオンとはどういうものですか。
「世界チャンピオンというのはすばらしい功績となりますし、その功績は未来永劫変わることはありません。また、努力や犠牲といった優勝までの過程の象徴でもあるので、世界チャンピオンというタイトルはとても尊い称号だと思います」
――世界大会で優勝するために必要なものは何だと思いますか。
「稽古をはじめとした日々の努力、試合に向き合う真摯な姿勢、そして組み合わせによる運のようなものすべてが、うまく噛み合う必要があります」

――大会への意気込みをお願いします。
「このような大きな大会は、出場するだけでも選手としての実績になるので、闘えることをとても楽しみにしています。世界大会で自分のすべてを出し切る準備はできています」


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リトアニアの超新星が、満を持して世界大会に初参戦。第9回世界大会で6位に入賞した兄・ダリウス以上の活躍を見せられるか

――これが初の世界大会出場となりますが、どんな気持ちですか。
「少しでも良い順位を取りたいと思っています。気合い十分、とにかく試合が好きなので、大会が待ち遠しいです」

――世界大会はいつ頃から意識していましたか。
「10代の頃からまわりからは、とても才能があると言われてきました。ですから、ヨーロッパチャンピオンになることや世界大会に出場することは、実現可能な目標だと感じていました。19歳の時に第5回カラテワールドカップに出場し、21歳でヨーロッパの軽重量級チャンピオンになっているので、ようやく日本の大会に出場できるという気持ちでいます」

――歴代の大会は日本人選手がチャンピオンになっていますが、そのことについてどう思いますか。
「空手は日本発祥ですから、極真空手は日本人の得意分野とも言えるでしょう。日本人はどの国の選手よりも経験値がありますし、スタミナのある選手ばかりです。何試合もこなすトーナメントでは、スタミナのある日本人が有利だと思いますし、これまでのチャンピオンが日本人ばかりというのは、決して不思議なことではありません。ですが、日本人選手の闘い方を分析すると、自分にとって闘いやすいファイトスタイルだと感じています。逆に、彼らにとって自分は闘いにくい選手になるかもしれません。『最後まで徹底的にやり尽くす』の気持ちで、日本人選手と闘いたいと思います」

――初の外国人王者になるためには、何が必要ですか。
「チャンピオンになりたいという、勝利欲の強さだと思います。窮地に陥っても絶対に成し遂げたいという強い気持ちがあれば、そこへたどり着ける道が必ず開けるものです。もし達成できない場合、その時の理由は言い訳にしかなりません」

――トーナメント表を見た感想は?
「初戦はそれほど難しくないのではないかと思います。ただ、同じブロックにヴァレリー・ディミトロフ、マリウス・イラスといった選手がいますから、かなりタフなトーナメントになると思います」

――意識する選手はいますか。
「日本、ロシア、カザフスタン、ヨーロッパの選手たちが気になります」

――世界チャンピオンとはどういうものですか。
「絶対的な強さ、存在感、まわりを魅了できる闘い、そしてプライドをあわせ持つ人間です」

――大会への意気込みをお願いします。
「大会が待ち遠しい。早く試合がしたいです!」


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全ヨーロッパ大会重量級で3連覇をはたしているように、女子最強外国人の座は揺るぎない。日本にとって最大の脅威となりそうだ

――今大会は優勝候補という立場となり、全選手からマークされる存在です。そのことについてどう思いますか。
「多くの選手から注目されるのは、大変光栄なことだと思っています。マークされる立場であることを大きなチャレンジと捉え、全力を出し切りたいと思います」

――トーナメント表を見た感想は?
「すべての選手が十分な試合経験を持っており、トーナメントも闘い慣れているため、今回のトーナメントは厳しいものになると感じています。知っている選手でもこれまでと同じ闘いをするとは限らず、いつどんな新しい技を出して私を驚かせるかわかりません。特定の選手に照準を絞ることなく、対戦相手となる選手すべてにしっかりと向き合いたいと思っていますし、とくに日本人選手は強靭な精神力を持っているので、そう簡単には勝てないでしょう」

――日本人選手の強さはどこにあると思いますか。
「日本人選手の勝つことへの執念は、目を見張るものがあります。どんなに肉体的に追い込まれていても、彼女たちの心は折れることがないのです。精神力は鍛えるのがもっとも難しく、試合ではその精神力の強さが勝敗を決めるのだと思います。私は今回の世界大会で日本人選手としっかり闘えるように、ハードな稽古を行なってフィジカル、そしてメンタルも強化してきました。大会ではその稽古の成果と、勝利への強い気持ちを世界に見せたいと思っています」

――第10回世界王者の将口恵美選手、第46回全日本王者の加藤小也香選手の印象を教えてください。
「将口選手は試合経験が豊富で、テクニック、そしてメンタルの強さもすばらしいです。そして、非常に尊敬している選手です。加藤選手は第5回ワールドカップで初めて試合を見ました。パワフルでテンポの速い攻撃スタイル、これは彼女の最大の武器でしょう。すばらしい選手ですし、尊敬しています」

――世界チャンピオンとはどういうものですか。
「世界チャンピオンになることは、新極真会の選手としてトップに立つということです。最強であると認められることは、この上ない充足感だと思います。チャンピオンになるのは光栄なことですが、その立場にふさわしい振る舞いができることも重要です」

――大会への意気込みをお願いします。
「フェアに闘い、学んだことすべてを出し切って優勝を狙いにいきます。出場選手全員が満足のいく準備をして、試合に臨むことを願っています。正々堂々闘いましょう!」


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