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ハンガリー支部に感じる伝統の重み

2013.07.31
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皆さん、新極真会の発展に向けて世界各地でのご協力をいただきましてありがとうございます。日本の8月は夏真っ只中で大変暑い日が続いています。中旬には夏の一大イベント、カラテドリ-ムカップ2013全国大会を開催しますので空手熱は一層高くなっています。今年は国内大会ですので海外選手をお迎えすることが出来ませんが、来年の国際大会にはぜひ多くの選手に参加していただきたいと思います。海外支部の皆さんにはそのときに備えて修行を続けて欲しいと思います。

 7月にはハンガリーキャンプにお招きいただき、主催者のフルコ・カルマン師範やヨージェフ・カーローツィ師範をはじめ、多くの皆さんと稽古をして気持ちのよい汗を流しました。ハンガリーはとても歴史と伝統のある支部で、空手の技術レベルの高さはいうに及ばず、キャンプ参加者の立ち振る舞いや稽古に臨む姿勢にそうした歴史や伝統の重みを感じさせてくれました。武道を志す者の心構えとして、謙虚さや素直さは最も重んじられます。言葉や行動をつつしみ、相手を敬い素直な態度で他人に接することが大切です。すべてにおいて一切の言い訳をせずに勉強だと思って受け入れる姿勢をもつ。こうした心構えを皆さんから感じ取ることができました。ぜひ、このような良い歴史や伝統は後進の方々に受け継いでいって欲しいと思います。このキャンプ途中にはジェルジー・カルマジン師範やその支部の皆さんも短期参加して、燦燦と照りつける太陽の下で稽古に没頭したことも良い思い出です。ハンガリー支部は世界的にみても大きな支部ですので、各支部長が力を合わせて、謙虚さや素直さをもって和合した国組織を作り上げてください。

 このハンガリー滞在中には、五輪、非五輪競技にかかわらず各種国際スポーツ団体が加盟する「スポーツアコード」の新会長となったマリアス・ビゼール氏と会談いたしました。このビゼール氏は国際柔道連盟の会長も務めるなど武道に深い理解がある方で、極真空手に対しても深い理解と温かい支援を示していただきました。この会談では、私からフルコンタクト空手の世界的な現状をご説明し、私たちの壮大な目標であるオリンピック種目化やスポーツアコードへの加盟に向けての可能性について意見交換をし、とても有益な助言をいただくことができました。

以前にも述べましたが、2024年、2028年五輪に向けた努力は継続的に根気よく行っていかなければなりません。厳しい道のりではありますが、世界各地の支部長責任者の皆さんの力を結集して、必ずやこの夢の実現を達成していきたいと思います。この会談は、ビゼール氏と旧知の間柄であるフルコ・カルマン師範の計らいによって実現したことを申し添えておきます。貴重なご縁をいただきましたことに深く感謝申し上げます。

新極真会
代表 緑健児


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