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オリンピック活動と平行して、アイデンティティを高める活動を進展

2014.03.19
代表メッセージ

 平素は新極真会の発展にご尽力を賜り心から感謝いたします。
 寒い冬を脱し、暖かい春の季節に移り変わってまいりました。2月には華々しいソチ冬季五輪が開催され、選手たちの熱く荒ぶる魂のぶつかりに感動し、戦いを終えた表情から垣間見える、その舞台に至るまでの過酷な修練の積み重ねに深い尊敬を覚えました。競技者同士の友情は、スポーツを通じた世界交流として観るものをとても清々しく晴れやかな気持ちにさせてくれました。出場された選手の皆さんには辛く厳しい努力の日々に敬意を表し、たくさんの感動に感謝の意を表します。心からありがとうございました。

 私たち新極真会も、みんなで掲げた「フルコンタクト空手のオリンピック種目化」に向けて始動致します。まずは5月に統一全日本を開催致します。
 この大会には加盟流派から強豪360名が集う、フルコンタクト空手の日本一決定戦となります。この大会には国内外から多数のゲストをお招きし、歴史的な変革の第一歩を見届けていただきます。新極真会でも早々に海外の支部長が視察を希望されており、関心の高さを伺わせてくれました。夢にまで見た空手界の大同団結。諸流派の先生方との対話や協業はとても楽しく、時には意見のぶつかりに時間をかける場面もありますが、必ず皆で結論を導き出すことに新たな歴史の胎動を感じます。こうした産みの苦しみを共にした仲間たちの絆は深いものになり、大会当日に選手たちが繰り広げる戦いや感動に私たちの努力の答えが見えてくると信じています。
 そのためにも大会当日まで万全を期して準備に邁進していきましょう。

 さて、こうしたオリンピック活動の両輪として新極真会の活動も粛々と進めております。3月初旬には恒例の新極真会昇段審査会が開催され、世界から25名の挑戦者が厳しい審査を受けました。特筆すべきは60才の山崎保広支部長が見事に激しい組手審査をやり抜き四段に合格されたことです。生涯現役、生涯修行を体現する武道家の姿勢を示していただいたことに感謝を申し上げます。この審査に合格されたみなさん、おめでとうございます。皆さんにはますますの修行と向上を期待致します。この審査に海外からご出席いただき、受審者に厳しくも温かい目を注いでいただいたブライアン・フィトキン師範のご協力に感謝申し上げます。

 この審査に合わせて、教則DVD改訂版の制作が行われました。この作業には藤原康晴技術委員長を中心にして、審査・技術委員の皆さんのご尽力を仰ぎました。また、主な演武は渡辺大士くんと将口恵美さんが務めました。組手の強さで国際的評価が高い二人ですが、型も抜群に上手い。このDVD制作の過程では、様々な技術指導を受け、その都度見事に修正をしてみせ、あらためて空手家としての能力の高さを示してくれました。二人とも良く頑張りました。制作に際してご尽力いただいた師範方、特に海外からご参加いただいたハワード・コリンズ師範、ブライアン・フィトキン師範、そしてホアン・カルロス・エスカレラ師範のご協力に感謝申し上げます。世界中の皆さま、この教則DVDの発売にご期待下さい。

 私たち新極真会はオリンピック活動と平行して、新極真会のアイデンティティを高める活動を進展させなければなりません。こうした昇段審査の実施や教則DVDを通じた技術の世界標準化は、最強で最大の武道団体を築く礎となります。そしてこの根底には日々の弛まない稽古の積み重ねがあります。私たちのアイデンティティを見失うことなく、オリンピックという壮大な夢を追いかけて参りたいと考えています。
皆さん、力をあわせて頑張って参りましょう。

新極真会代表 緑健児


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