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選手が重ねてきた努力に報いる最高の舞台を用意したい

2015.03.16
代表メッセージ

2011年3月11日、死者・行方不明者約1万8千人、建物の全半壊は約40万戸の被害をもたらした東日本大震災が発生しました。あれから4年。あっという間であり、そしてとても長い時間でありました。被災地では厳しい状況を、そして多くの困難を乗り越えて復興に向けて歩んでこられました。今なお約23万人の方々が避難生活の不自由を強いられており、私たちは被災された方々とともに、心を一つにして復興への道のりを共に歩んで参りたいと思います。あらためて震災で亡くなられた方々のご冥福と、被災された方々へのお見舞いを心から申し上げます。

新極真会では本年10月31日、11月1日に武道空手の祭典、第11回全世界大会を開催致します。すでに準備は着々と進んでおり、世界各国各地域でも熾烈な選抜戦が繰り広げられております。日本でも5月に開催されます第二回全日本フルコンタクト空手道選手権大会の戦績をもとに最終選抜を行い日本代表選手団が編成されます。世界中の選手の皆さんは、一日一日、一瞬一瞬の稽古に全力を投じて、空手世界一の覇を競う栄光の舞台に上がってきて欲しいと思います。私たちは、選手の皆さんが重ねてきた努力に報いるよう、最高の戦いの舞台を用意して参ります。選手の皆さん、ぜひ頑張って下さい。冒頭で触れました東日本大震災が発生した年、前回大会が開催され、世界中の仲間たちが海を渡って会場に足を運んでいただき、震災からの復興に立ちあがった日本に温かい応援を寄せていただいた熱い友情を今も忘れません。また出場選手もこうした気持ちに応えるべく、塚本選手と将口選手の感動的な優勝に象徴されるように、素晴らしい戦いを披露してくれました。皆さま、本当に有難うございました。あれから四年、第11回大会では日本の力強い復興に向けた勇気と足跡を世界中の皆様に見ていただきたいと思います。

日本では、フルコンタクト空手の競技分野の確立、社会認知の向上、国際的な組織化を目指して全日本フルコンタクト空手道連盟が2013年に設立されました。新極真会日本地区もそこに加盟し、発起団体としての幹事的な責任を自覚しながら、多くの同志たちとともに地道な活動を展開しております。空手母国日本における競技連盟創設の影響は世界各地にも広がり、各国で同様の国内連盟創設に関する報告が寄せられています。こうした国際的な活動の延長線上にオリンピックでのフルコン種目採用を目指して邁進しております。

皆さんご承知のように2020年東京オリンピックでは、開催国である日本から追加種目を本年9月にIOCに提案し、2016年8月にその提案を踏まえて最終的な競技種目が選定される運び
となっております。新極真会では、フルコンタクト空手の存在意義を損なうことなく国際的な価値を高めていきたいと願っています。そして、今世界中でフルコンタクト空手を修行する子どもたちの未来のために、関係各所と連携してオリンピック活動を推進して参りたいと考えています。押忍

新極真会代表 緑健児


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