武道修行を通じて優秀な人材を国際社会に


武道修行を通じて優秀な人材を国際社会に いよいよ今年も終盤に差し掛かってきました。先日10月14、15日に毎年恒例の全日本選手権を成功裏に終え、出場選手が究極に鍛え上げた心技体をぶつけて戦う姿に感動しました。
 本年7月の世界ウエイト制選手権の結果を踏まえれば、本大会は世界最高峰のナショナルトーナメントと言えるでしょう。そうした場に海外から挑戦し入賞したポーランドのマシエ・マズール選手を始め、多数の海外選手の貪欲な強さへの探求心や勇敢さには改めて敬意を表します。国際社会の方々に、体重無差別、素手素足、直接打撃によって空手競技する戦士の姿に武道の深遠さや重厚さ、素晴らしさを伝えて行きたい、その考えと使命の認識を新たに致しました。


 さて、フルコンタクト空手はその統一競技連盟として、空手母国日本で国内299団体が加盟する公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟を設立し、これまで4度の国内競技会を開催してまいりました。新極真会はこの連盟の幹事役として積極的に運営に関与し、フルコンタクト空手の独自性を根底に据えた競技ルールの世界標準化に努め、同大会は国内フルコンタクト空手競技を代表する最大規模の男女体重別選手権へと飛躍を遂げています。いよいよ、来年からこうしたフルコンタクト空手の標準化は国際、そして世界への広がりを本格化させます。来年で5度目となるこの大会は、この節目を第1回国際大会に昇華させ、以降4年毎に国際の回を重ねます。この大会にはぜひ海外選手の参加を期待しています。すでに各地区から参加希望が寄せられており、その関心の高さがうかがえます。こうした、世界標準化の動きは2020年に開催を予定している世界フルコンタクト空手道選手権大会へと繋がります。私たちは、この競技ルールを世界標準とし、世界統一されたフルコンタクト空手の国際連盟を創設するための献身的な協力を惜しまない考えです。ぜひ、皆さんと手を携えてフルコンタクト空手の素晴らしさを国際社会に発信していきましょう。


 大会のお話が続きますが、来年のドリームフェスティバルも国際大会です。こちらは武道空手をスポーティーなセーフティルールで競技する場として広く世界に支持されています。この大会は老若男女問わず個々の競技レベルに応じて細分化された体重別組手と型の選手権であり、参加者規模も3000人を目指して年々スケールアップをしています。こちらにもぜひ、多くの皆さまにご参加いただきたいと考えています。
冒頭にも述べましたが今年もあと1ヶ月半を残すのみとなりました。世界を見渡せば国際的な政治情勢も不安定さが際立ち、様々な危険にさらされています。こうした不安定な時代ゆえに、武道修行を通じて礼儀正しい強くて優しい優秀な人材を国際社会に送り出す育成機関となれるように精進を重ねなければなりません。私たちは、私たちに課せられた使命を忠実に実行し、武道空手の振興によって世界の平和に貢献できるように頑張って参りましょう。その頑張りのためにも、皆さんの健康と元気が何より大切です。
いつも、世界中の大切な同志の健康を心から祈念しております。
押忍!

新極真会代表 
緑健児