目前に迫る第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会


 皆さん、世界各地で日々の稽古に気を吐き、全身から汗を吹かせながら、どのような今をお過ごしでしょうか。寒い冬が明けて、暖かい陽射しの柔らかい春が来ました。東京はきれいな淡いピンク色の桜が満開になり、時に花びらをゆらゆらと風にのせながら、人々の心を癒してくれます。今月もこのニュースレターを皆さまにお届け出来ることを嬉しく思います。
 最近の新極真会の活動として、去る3月4日にWKO昇段審査会を催し、世界各地から多数の受審者が東京に集いました。厳しい審査に合格された皆さん、おめでとうございます。これから授かった段位に相応しい実力をつける修業の日々が始まりますが、継続の力を身につけて更なる高みに向かって歩き出して下さい。
また、残念ながら不合格になった方も、これが自身の空手道における必然ととらえ、不足する何かをしっかり分析して次の挑戦の機会を目指して下さい。

昇段審査は、支部長であっても世界クラスの選手であっても、誰もが一修業者としてその場に臨みます。生涯修業の今を客観的な視点に晒しながら、上達への軌道や研鑽の積み重ねを確認し、必要な修正を加えます。この審査会は、皆さんご承知の通りに基本に始まり、移動や型。そして、連続組手など様々なアングルから技術の練達や精神の涵養が審査され、一定の基準への到達がなければ容赦なく不合格が宣せられる、とても厳しいものとなっています。それゆえに、忙しい日々の時間をやり繰りしながら稽古を重ねて審査に挑む皆さんの姿勢に敬意を抱き、私自身が清らかな気持ちで襟を正し、静かに審査席に着いて皆さんの姿勢を拝見しています。
受審者の皆さん、素晴らしい頑張りを見せて頂き有り難うございました。この審査には、WKO 審査委員会がその任務にあたり、特に海外からはブライアン・フィトキン師範とフルコ・カルマン師範にご臨席を賜り、大変なご負担をおかけしました。こうした献身的なご協力のお陰をもちまして、厳しくも愛情に満ちた充実の審査会にすることができたと感じています。本会の開催にご協力を賜った皆さまに心からの感謝を申し上げます。

次に、新極真会が幹事団体として関係各所と協力して準備を進める第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会の開催が5月に迫ってまいりました。出場者は世界22ヵ国から503名に上り、まさに史上最大のフルコンタクト空手競技の夢の祭典となりました。私たち、新極真会の世界各支部からも多数の強豪選手に参戦していただきました。特に欧州。本大会直前に伝統の欧州大会が開催されるにも関わらず、強豪選手を多数派遣して下さった地区理事や支部長の方々のご理解とご協力に心からの御礼を申し上げます。
 本大会は非常に競技レベルが高く、頂点までの道のりも激しく長いものになろうかと思います。どうか、私たち新極真会は世界が一丸となって、この戦いに挑み、フルコンタクト空手界における存在感を示していきたいと考えます。参加選手は全力を尽くして、それぞれが極限の稽古を以て決戦の日を迎えて下さい。

 2020年の東京オリンピックにおいて空手道が正式競技として注目を集める昨今の流れ、これを好機としてフルコンタクト空手競技の存在を広く世界に発信し、一人でも多くの方にその素晴らしさに触れて頂きたいと思います。この第1回国際大会はそのための第一歩。どうか、選手のみならず、海外支部長の皆さまも一人でも多く本大会にご臨席を賜り、近未来のフルコンタクト空手競技の世界大会に向けた基盤整備にお力添えを賜りたいです。
今月も力を合わせて、新極真会を、そしてフルコンタクト空手を発展させて参りましょう。
押忍!

新極真会代表 
緑健児