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謙虚に耳を傾け大きく充実した団体に

2018.09.15
新極真会ニュース

非常に厳しい暑さに見舞われた夏が終わり、静かに秋の涼しい風が吹いてまいりました。今年の夏は、台風や地震といった大型の自然災害が頻発し、多くの方々がその被害に遭われました。被災者の方々への心からのお見舞いと被災地の一日も早い復旧を心から祈念しております。

9月2日はアジア大会を視察致しました。シンガポール支部が主催者としてアジア各国と連携して素晴らしい大会を開催して下さいました。特に国代表でもありますパトリック・テオ国代表を中心にキム・リー・ボン支部長、そして実行委員の皆さまのチームワークが非常に素晴らしい。アジア地区で有数の組織力をもって大成功に導かれたことを心からお喜び申し上げます。近年のアジア地区はスジョト地区理事を中心に飛躍的な成長を遂げており、今大会においても選手の競技力にそうした成果を感じました。審判も同様です。とにかく皆さんの一生懸命な姿に感銘を受けました。こうしたアジア地区の発展は、世界の他地区の活動にも良い刺激となり、相互に切磋琢磨しながら世界的な発展へと昇華して欲しいと願います。現地滞在中は温かいおもてなしにすっかり甘えてしまいました。充実の視察となりましたことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 さて、世界各地からキャンプレポートが多数寄せられ、皆さんも充実した稽古で心地よい汗を流し、その空手を通じて出来た大切な仲間との友情を育まれたことと拝察しました。皆さんが充実の今を過ごされていることを嬉しく感じています。

近年では世界的に少年少女の会員も増え、同時にその保護者の皆さまが空手を始めるケースも多くみられます。私たち新極真会が使命とする青少年育成の活動が成果となり、空手を通じて親子の絆を強め、ご家族が円満に一層繁栄されることを期待します。こうした発展の一助として、空手が社会のお役に立てることが私たちの喜びであり誇りです。

私たち空手家は修行者として不断の稽古を以って自分自身を律し、特に指導の立場にある者は生徒の皆さんが空手を通じて豊かな人生を満喫できるような指導に努めなければなりません。一回一回の稽古が生徒の皆さんにとって充実した時間になっているか。先生が生徒に向ける様々なメッセージは、受け取る側の気持ちに敏感にならなければならない。特に子どもたちへの指導は、必ず愛情をもって臨む。思いやる。そして情熱をもって伝えることです。その熱意は相手にとって心に沁みる刺激でなければならず、理不尽な窮屈さや苦しみとなってはなりません。生徒の心の機微を察する力が指導者に要求されることと肝に銘じてまいりましょう。

こうした指導現場での心の持ち方は、組織運営にも通じることです。目標は共有できているか、その目標は皆さんの希望と異なってはいないか。運営やその実行は同志たちに心地よく受け取られているか。皆さんの声に謙虚に耳を傾けられているか。絆に亀裂はないか、その兆しはないか。こうした気持ちを肝に銘じながら、皆さんとともに新極真会を大きく充実した団体にしていきたいと考えています。

いよいよ来年には新極真会最大のイベントである世界大会が控えております。絶対に成功させましょう。皆さまには引き続きのご協力を心からお願い申し上げます。私たちのWKOですから、私たちひとりひとりの想いを結集して頑張ってまいりましょう。押忍

新極真会代表
緑健児


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