自分のための稽古だから・・・ここからがスタート
この度は、昇段審査のお許しをいただき誠にありがとうございました。
私が極真空手を始めたきっかけは、当時、年長の二男と年少の三男が空手をやりたいと言って、静岡西支部のかぶと塚体育館に見学に行った、2001年の10月の事です。
永島師範に“子供二人お願いします!”と、その時、“お父さんも一緒にやりなさいよ”と言われ、当時44歳でしたが、子供を連れて来るなら一緒だな、との軽いきっかけで始めました。
しかし仕事をやりながら毎週通うのは中々難しいもので、用事が有るたびに、師範に今日は稽古に行けません・・と欠席の度に連絡していました。
その時、師範から、“稽古は誰のためでもなく、自分のための稽古だからいちいち連絡しなくていいよ、来れる時に来て稽古すれば良いし、ずっと続けていれば必ず黒帯に成れるから!”と言って頂きました。
この時を境に、稽古への義務感みたいなものが無くなり、本当に自分が行ける時に稽古に行けるようになりました。
今まで続けてこられた大きな理由の一つと思います。
当初は、同年代の方も多くレベルの差もなくお互いに励ましあいながら稽古が出来たと思います。
また近頃では、若い方も多くなり、体力的にはかないませんが、ずっと続けてこれたので、今後もお互い切磋琢磨して稽古に励んでいけると考えております。
近年は、審査会の度に今度かもと周りの道場生に言われ、毎週の稽古後に審査に向けて黒帯の先生方や、若い方々との組手の稽古や、型の稽古など一緒になって教えて頂いたことで、今回の審査も乗り越えられたものと思います。
審査会当日、型に関しても稽古の時より悪かったし、10人組手も中盤以降息が上がるばかりで、終了できないのではと思いましたが、同じ道場の諸先輩たちの応援で何とか完遂することが出来ました。
最後に、基本も何も知らなかった私を、基本、移動、型、組み手とここまで教えて頂いた静岡西支部の各道場の先生方、昇段試験で10人組手の相手をしていただきました、道場生の皆様に厚くお礼を申し上げます。
“黒帯を取ってからが本当のスタート”といつも言われておりましたが、自分なりに出来ることに磨きを掛け、周りの後輩等の模範となれるよう黒帯に恥じない行動を心掛けていきます。
今後とも宜しくお願いいたします。押忍
静岡西支部
支部長/責任者:永島文秋
静岡西支部ホームページ