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『新年鏡開き稽古会』&『第12回全世界空手道選手権大会優勝祝賀会』

2020.01.14
新極真会ニュース

1月12日、大山倍達総裁が眠る東京・護国寺で、新年最初の行事となる鏡開き稽古会が行なわれた。緑健児代表、小林功副代表、三好一男副代表、全国から集まった支部長・道場長や、昨年11月に行なわれた第12回全世界空手道選手権大会で日本の男女ダブル優勝を成し遂げた島本雄二、南原朱里をはじめとする日本代表選手団も稽古に参加。総勢304名の参加者が気合いの入った稽古を見せた。また、同日夜には東京プリンスホテルで第12回全世界空手道選手権大会の優勝祝賀会が盛大に開催された。

本堂で行なわれた護摩供養では、今年5月に同時開催される第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会と、第6回全日本フルコンタクト空手道選手権大会での男女全階級制覇、そして新極真会のますますの発展・興隆を祈願し、祈祷が行なわれた。




その後は境内に場所を移し、緑代表が「昨年は一大イベントであります世界大会が行なわれ、超満員の会場の中で目標としていた男女ダブル優勝を達成できました。先ほど祈願していただいた通り、今年2020年に行なわれる全世界フルコンタクト空手道選手権大会、全日本フルコンタクト空手道選手権大会の男女全階級制覇、そして今年はドリームフェスティバルも国際大会になりますので、それぞれが目標を達成できるようにがんばっていきましょう」と新年のあいさつを行ない、続けて「気合い入れて!」の掛け声とともに正拳中段突きから基本稽古がスタート。少年部や壮年部の参加者を含む304名の気合いが境内に響き渡る中、最後は廻し蹴り100本を蹴って稽古が終了した。



奉納演武では、第12回世界大会で大会連覇の大偉業を達成した島本と、同大会で5位に入賞した落合光星が組手を行なった。島本はこれが6年連続7度目の奉納演武組手となった。奉納演武型は、カラテドリームフェスティバル2019全国大会型団体中学生以上で優勝をはたした神奈川東横浜支部から、手島海咲、池田乃亜、佐藤颯人の3名が五十四歩を披露した。
続けて、第12回世界大会の日本代表選手が紹介され、選手を代表して島本が「みなさんの応援のおかげで、男女ダブル優勝という最高の結果を残すことができました。5月の全世界フルコンタクト大会、全日本フルコンタクト大会ともに新極真会の日本人が全階級優勝できるようにがんばりますので、応援をよろしくお願いします」と感謝の言葉を口にした。
最後に、参加者が順番に大山総裁の墓前に手を合わせ、鏡開き稽古会が終了した。


18時30分から東京プリンスホテルのプロビデンスホールで開催された第12回全世界空手道選手権大会優勝祝賀会ではスポットライトを浴びながら、南原、島本の順に会場を周回して登壇。緑代表が開会のあいさつを行なった。


「島本選手は4年前に世界チャンピオンになった時、連覇を宣言しました。プレッシャーもあったと思いますがそれをエネルギーに変え、すべて本戦決着で完全勝利を収めました。南原選手は4年前に準優勝でした。負けたことが悔しくてこの世界大会のために努力し、初日に肉離れを起こしながらも心が体を動かし、見事優勝することができました。ふたりは試合後のインタビューで、子どもたちへ『あきらめなければ夢は叶う』とメッセージを送りました。子どもたちの胸に焼きついたと思います。みなさんのサポートがあったからこそ、日本選手団やふたりが背中を押されて男女ダブル優勝ができたと思います。サポートしていただいたすべての方に御礼申し上げます。ありがとうございました。しかし、選手に休息はありません。今年はWFKO世界大会とJFKO全日本大会が開催され、2021年にはポーランドで世界ウエイト制大会が開催されます。毎回、目標にしている全階級制覇。みなさんが体現してくれることを祈っています」



 続いて、新宿区議会議員の吉住はるお氏が祝辞を述べ、小林副代表が審判長目線で両チャンピオンの決勝戦の内容を称賛し、乾杯の音頭を取った。その後は第29代航空幕僚長の田母神俊雄氏、『刃牙』シリーズでおなじみの漫画家・板垣恵介氏、新日本プロレス所属のプロレスラー・矢野通氏という豪華なゲストが登壇し、島本と南原へ祝福の言葉を送った。

 スクリーンで世界大会男女決勝戦のVTRが流された後、島本、南原両選手へのインタビューが行なわれた。それぞれ世界大会についての感想などを語った後、「5月のWFKO世界大会で全階級制覇できるように、みなさんとがんばっていきたい」(南原)、「もうすぐ東京に道場を開設するので、強く優しい選手を育てていきたい」(島本)と、それぞれが今後の目標を語った。花束贈呈の後は、緑代表からふたりへ2019年度新極真賞が授与された。

 続いて、株式会社JSIX JAPAN代表取締役の菅原淳司氏、有限会社牧岡事務所代表取締役の牧岡茂氏、公益財団法人竜の子財団理事長の秋元竜弥氏、株式会社INSPA代表取締役の中島一郎氏、公益財団法人OK-U&I理事長の奥井正彦氏、山田亨氏、ジュガ・ヤーノシュ氏へ、緑代表から特別功労賞が贈られた。


 歓談後、東京目黒道場による特別演武が行なわれた。カラテドリームフェスティバルで優勝や入賞実績のある少年部やユース選手が型や組手、試割りを披露した後、柏木信広道場長、田村晴信、平賀斉彦が同時に征遠鎮の型を見せた。続いて柏木道場長と横山紀子がバット折りや試割りを披露すると、会場から歓声が起こった。



 場内が暗転すると、ユース・ジャパンOBのWATARU氏がスペシャルライブを行なった。「去年のドリームフェスティバルでマイクを握らせてもらい、新極真会のみなさんへ歌を届けることができました。自分は歌で気持ちを伝えることしかできませんが、これからもよろしくお願いします」とあいさつすると、島本も第12回世界大会の試合前に聞いてモチベーションを高めていたという『LIKE A BIRD』を披露し、会場は大盛り上がりとなった。


 日本代表選手団の解散セレモニーでは世界大会日本代表選手の世界大会でのダイジェスト映像が流され、三好総監督、奥村幸一監督、コーチ、選手が登壇。奥村監督は日本選手団の勝因を中国の古事にある「天地人」になぞらえ、感謝の気持ちを述べた。その後、スクリーンには音楽家の長渕剛氏が主演を務め、1月17日から公開される映画『太陽の家』の予告映像が流された。



 最後に、男女両チャンピオンの両親が登壇。南原は「空手を始めて13年間、いつも側で支えてくれてありがとうございました。私や家族の夢である世界チャンピオンになれて本当によかったです」と両親への感謝の手紙を読み上げ、師匠の緑代表に対しても「新極真会へ移籍する時、快く受け入れてくださり感謝しています。新極真会、福岡支部に入れてよかったです」と語った。
 島本は「子どもの頃に空手がつらくなった時、両親からいつも言われていたのは『継続は力なり』ということでした。幼少期の頃は正直、意味がわかりませんでしたが、今はコツコツ続けることがやがて大きな力になるということを実感しています。道場を出すにあたって、あきらめない心を伝えていきたいと思います」と感謝の気持ちを述べた。
「本日お集まりいただいたみなさんはファミリー、生涯仲間です」と三好副代表が閉会のあいさつを行ない、田母神氏も加えて正拳中段突き10本で祝賀会を締めくくった。


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