組織的に大きな前進を遂げた一年


組織的に大きな前進を遂げた一年 いよいよ年の瀬も押し迫り、皆さんも慌ただしい日々を送られていることと思います。

 今年一年の新極真会の活動を振り返りますとワールドカップ・リトアニア大会の成功、空手のオリンピック種目化に向けた日本発世界企画である全日本フルコンタクト空手道連盟の発足などが特筆されます。組織的に大きな前進を遂げた一年でした。また、2020年オリンピック種目で空手が除外される一方、開催地が東京に決定するなど世界的なスポーツに関わる大きな動きもありました。皆さんにとって、今年一年はどんな一年でしたか。

 先日、今年最後の海外出張としてパキスタン支部を訪問して皆さんと一緒に空手で汗を流し、現地大会を視察致しました。夜遅い現地到着に関わらず多くの道場生や関係者に空港までお出迎え頂き心から感謝申し上げます。皆さんとても空手が大好きで稽古も熱心。また、競技レベルも高い。大会に関しては、すでにアルシャド・ジャン支部長を中心に同国のフルコンタクト連盟が立ち上がっており、極真各派からの出場も多々見受けられました。短い滞在でしたがとても実り多きものとなりました。滞在中のおもてなしに心から感謝しますと同時にパキスタン支部の益々の発展を祈念致します。

 さて、来る2014年は極真会館創設50周年、大山総裁没後20年という大きな節目です。この節目には、「空手のオリンピック種目化」に向けた取り組みとして第1回全日本フルコンタクト空手道選手権大会が開催されます(5月、於大阪)。流派団体の実技を根底に置いて競技を統一する。フルコンタクト空手という競技ジャンルを確立させて国際的な認知を得、いつの日か空手、特にフルコンタクト空手がオリンピック種目に昇華することを夢見る次第です。

 最後になりますが、世界中の支部長責任者の不断の努力に対して深い尊敬と感謝を表します。大山総裁が確立させた支部長制による組織拡大策は今もなお有効に機能しています。今や加盟国は86カ国。夢の100カ国も徐々に視野に入ってきました。支部長方の個性を尊重し、それぞれが経済的に独立して各地での活動を続ける。こうした活動の継続には口では言い表せない苦難や苦労があったことでしょう。このように強い個が信頼と絆をもって団結していくので、独創性に溢れ、独自性の強い組織が出来上がる。こうした組織は、今後の発展に大きな可能性を秘めていて崩れない。なぜなら、一人一人が強いから。いつも言いますが、新極真会は誰かひとりの組織ではなく、皆で作り上げていくものでなければなりません。

 来る2014年。この節目に私たち極真空手家は、組織の枠を超えたところで今一度自分自身を見直し、更なる未来に向けて歩き出していかねばなりません。総裁が他界されて20年が経過しますが、やはり極真はひとつです。組織こそ分かれてしまいましたが、いつの日も心はひとつであったと信じています。かつて皆が笑顔を交わし合ったあの日に帰れるように、私たちにできることを一日一日、一瞬一瞬、精一杯行っていきたいと思います。

新極真会代表
緑健児

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