オリンピック種目化に向けて、競技形態を乗り越えた歩み寄りを


オリンピック種目化に向けて、競技形態を乗り越えた歩み寄りを 平素は新極真会の発展にご理解とご協力を賜りまして誠にありがとうございます。
 4月にリトアニアで開催されましたカラテワールドカップの感動からひと月余りが経過しましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。世界の強豪ひしめく最強最大の大会で優勝、または入賞された皆さんには今一度心からの賛辞を呈すると同時に、更なる高みを目指す一層の精進を期待致します。

またこの素晴らしい大会を開催されましたロマス・ヴィトカウスカス支部長をはじめとするリトアニア支部の皆さんには心からの敬意と感謝を表します。世界中にリトアニアという国の団結と底力を知ってもらう絶好の機会になったに違いありません。大会開催にあたり大変な困苦があったことと拝察致しますが、自国選手の好成績は言うまでもなく、大会の大成功で全ての苦労が報われたことと思います。

 このワールドカップを終えて帰国してすぐの4月26日は私たちの偉大な師、大山倍達総裁の命日でした。ワールドカップで世界中の仲間と分かち合った喜びと、未来に向けて誓い合った一層の団結と発展を墓前に報告して参りました。皆さんを代表して、護国寺にあるお墓を掃除し、きれいな花をお供えしました。墓前で合掌し、在りし日の大山総裁の優しい眼差しを思い起こしながら心からの感謝をお伝えしましたことを報告します。

 大山総裁の遺志を受け継ぐ私たちに課せられた使命のひとつは、空手、特にフルコンタクト空手のもつ魅力を広く世界中に浸透させ、空手を志す子どもたちの未来のために素晴らしい活躍の場を創出していくことです。この使命実践の一環として、私たちは空手のオリンピック種目化推進の一助になるような働きかけをしております。

 昨日、ロシア・サンクトペテルブルグで行われたIOC理事会では2020年オリンピックの種目選定が行われ、残念ながらその結果として、空手がその選から漏れてしまいました。この一連のオリンピックに向けた取り組みには、私たちフルコンタクト空手が直接的に関与していないのが実情ですが、今回の選定結果を受けて、空手がオリンピック種目となるためには、競技形態(WKFルールとフルコンタクトルール)の違いを乗り越えて、すべての空手団体の強固な団結、そのための歩み寄りが不可欠な要素だと強く確信しました。そのためにも、私たちが信じるフルコンタクト空手には、ジャンルの統一と確立が至上命題となります。

 世界がまとまるためには、まず空手母国たる日本がまとまり、そして団結しなければなりません。皆さんにご紹介しましたJFKO(全日本フルコンタクト空手道連盟)が、そうした活動の先駆となるように関係者一同で精進して参ります。こうした地道な活動は、一見遠回りのようで近道です。次なる目標は2024年、さらには2028年のオリンピックとなります。私たちは次のチャンスに向けて、今私たちに出来ることを精一杯、確実にがんばって参りましょう。フルコンタクト空手にとってのオリンピック種目化は今、その本格的な活動の火ぶたが切って落とされたような気がして止みません。これからも、新極真会は一致団結して、壮大な夢に向かって全力で挑戦し続けていきましょう。

新極真会代表 
緑健児

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