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大山総裁のご命日に強く願う

2018.05.01
新極真会ニュース

日本は桜が散り、木々は爽やかで力強い新緑を輝かせています。皆さんは世界でどのような今をお過ごしでしょうか。健やかに充実した、夢に向かう日々をお過ごしと拝察致します。
4月26日は大山倍達総裁の24回忌でした。総裁が眠る護国寺の空は青く、心地よい春の風に包まれながら墓前に立ちました。突然の訃報に驚き、悲しんだあの日から四半世紀が過ぎようとしています。総裁の大事なご遺族を支え、総裁が創始した極真空手をより高め深め、そして強め広げることに邁進して参りましたがまだまだ道半ば。日々精進を誓い、きれいなお花を供え静かに手を合わせて参りました。大山総裁、これからも仲間と共にがんばってまいります。安らかにお休みください。

さて、日本では新極真会が幹事的役割を担う第1回国際フルコンタクト空手道選手権大会が迫ってきました。海外からの参加もあり、出場者数は最終的に男女502名に膨れ上がりました。準備も整ってまいりました。素手素足の突き蹴りを基本とするフルコンタクト空手競技の世界標準化の着実なる進化を実感します。この大会に出場する選手の皆さんは一日一日、一瞬一瞬の稽古を厳しく積み重ねて最高の自分自身を作り上げて決戦の日に備えてください。心から健闘を祈念しています。

私たちは、新極真会の支部長方やフルコンタクト空手諸流派の先生方と共にこのフルコンタクト空手の競技団体を、公益社団法人として、一層のグローバル化を推進したいと考えます。JFKOに加盟、非加盟を問わず様々なフルコンタクト空手の実技団体がそれぞれの視点から実戦性の試行錯誤として稽古や競技をされておりますが、どうかそうした研究開発の成果を試す場としてJFKO に集っていただきたいと思います。ノンコンタクトとフルコンタクトという別々の競技が各々の独自性を明確にすることで空手道の多様性を象徴化する。異なるアングルから空手道の頂点を極め、模索していきたい。これが私たちが賛同する「空手はひとつ、されどルールは2つ」の考えです。

ただし、実技団体は多数。それぞれの実技団体のあらゆる試みに敬意と関心を持ちながら取捨選択し、すべてを包含し、フルコンタクト空手をWFKO(全世界フルコンタクト空手道連盟) の名の下に国際競技連盟として拡大進化できるように新極真会として尽力していく所存です。そうした尽力には老若男女の大切な同志との友情やその絆、その協力が不可欠です。様々な声に耳を傾け、すべてに学ぶ謙虚な心を持って、互いに手を携えて正しく雄々しく、そして何より楽しく明るく笑顔に満ちて前進して参りましょう。

最後になりますが、昨今、極真空手高弟の先生の訃報が続きました。ありし日の教えを思い起こし、共有した時間を生涯の宝として感謝を尽くして前に進んで行きたいと思います。
大山総裁のご命日に接し、静かに流れる時間、その一瞬一瞬を懸命に生き、後悔のない永遠に繋げていきたいと強く願います。引き続き、皆さんと共に稽古し、新極真会の発展に向けて力を合わせて頑張っていきましょう。

押忍

新極真会代表 
緑健児


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