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第12回世界大会、最終選抜迫る

2019.04.27
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新極真会の最大イベントである第12回世界大会の開催が迫ってまいりました。各地区各国でも選抜戦が活発に行われているようです。日本でも5月18日・19日に大阪で開催されます第5回全日本フルコンタクト空手道選手権大会の戦績をもって最終選抜をし、日本選手団が編成されます。
先日、リトアニアのロマス・ヴィトカウスカス師範に招待していただき、ヨーロッパ選手権大会2019を視察してまいりました。会場やホテルでは、ヨーロッパの支部長道場長や選手の皆様と久しぶりに再会し、家族に会えたような安らぎを感じました。肝心の大会は、運営にあたられたロマス支部長をはじめ関係各位の協力によって華々しく開催され、出場選手もヨーロッパ最強の座を賭けた最高の舞台で戦えることに深く感謝を表していたことに感銘を受けました。競技選手のレベルは高く、若い世代の台頭も目覚ましい。上位常連の強豪を慌てさせる強豪新人の台頭もありましたが、ヴァレリー・ディミトロフ選手やマシエ・マズール選手、そしてエドガー・セシンスキー選手といった国際大会上位のベテラン選手の壁は厚く、底力や意地を強く感じさせてくれました。このほかにも世界大会で上位に食い込む潜在力を秘めた強豪の存在を感じました。試合に勝ち負けはありますが、ヨーロッパ最強の座を賭けて戦ったすべての選手の頑張りに心から敬意を表しますと同時に、各地区各国の代表権を勝ち取った選手の皆さんは、世界大会に向けて稽古を積み重ねて、最強の自分自身を作り上げて決戦の場に挑んでくださいますように祈念しております。

 このほか、ヨーロッパでは2020年の全世界フルコンタクト空手道選手権大会の各地区選抜に関するディスカッションを行ないました。この会合は、ヨーロッパ地区委員長であるクーン・シャレンベルグ師範の呼びかけで実現したもので、地区内のフルコンタクト空手他団体との協力や連携について、忌憚のない有意義な意見交換を行いました。フルコンタクト空手界初の世界選手権大会とあって、地区内の各流派団体の選手にも選抜戦に挑む機会を提供することが大切です。私たちWKOは世界レベルでも統合の幹事的役割を果たすことが期待されていますので、ヨーロッパだけでなく他地区の皆さまの大同団結に向けた精一杯の協力を心からお願い申し上げます。このように実りあるヨーロッパ出張において、主催者であるロマス支部長や役員、スタッフの皆さまからいただいた心からのおもてなしに深く感謝を申し上げます。

前回のニュースレターで報告しました鈴木国博支部長の闘病において、世界各地の皆様から温かい応援をお寄せいただき本当にありがとうございました。闘病は長期戦となりますが、現状治療は順調に進んでいるとの報告を受けています。世界を制した強靭な精神力と仲間を思う世界からの励ましで必ずや病魔を克服してくれると信じています。皆様、ありがとうございます。

 最後になりましたが、4月26日は極真空手の創始者である大山倍達総裁の命日であります。大山総裁のご逝去から25年が経ちます。この間、大きな組織分裂を経験し、さらなる細分もありました。近年は公益社団法人全日本フルコンタクト空手道連盟の設立を機に大同団結の機運は急速に高まり、直近ではゆるやかに極真諸派もフルコンタクトの名のもとに協調していく流れになっています。必ずや、2020年の全世界フルコンタクト空手道選手権大会を成功に導き、フルコンタクト空手界の大同団結を世界レベルで実現して、大山総裁の墓前にその成果をご報告したいと思います。
引き続き、皆様と手を取り合ってフルコンタクト空手の先導役となれるよう、新極真会の発展にご協力をお願い申し上げます。押忍


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