不安定な状況でこそ、確固不抜の心技を極めていきましょう


前回のニュースレターから2か月半が経過しました。この間、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により各国各地域でも政府の主導による感染拡大防止策が講じられ、私たちWKOでも主要大会の中止や延期、日常の稽古についても、道場を休止するなどの策に応じてまいりました。皆さま、お元気でお変わりありませんでしょうか。
日本では、政府が発令する緊急事態宣言が解除され、段階的な日常の回復を試みております。関係各位のご尽力によるワクチンの開発途上の現況では、起こり得る第2波に備えて、日常的に感染を抑止する生活習慣を変容し、未知なるウイルスとの共存という現実への対応に努めています。この新型コロナウイルス感染症は依然としてこれから冬を迎える南半球、ブラジルなどで感染が拡大しているとの報を受け、大切な仲間の大切な命を心から案じますとともに世界的な終息が一日も早く訪れることを祈念しております。引き続き、皆さんご安全にお過ごしください。

さて、こうした状況下でもソーシャルメディアの発達により、各地での野外稽古やオンラインクラス、型選手権などの取り組み、生徒の皆さんの自宅稽古の模様などを楽しく拝見しました。5月30日には、オンラインのヨーロッパ地区会議にお招きをいただき、地区内支部長の皆さまと様々な情報交換をしました。何より、遠く離れた皆さんのお顔が見れて、声が聞こえて安心しました。不安定な状況で心の支えになるのはやはり大切な家族や友人との心のつながりであると再確認しました。わずかな時間でしたが、参加させていただき有り難うございました。この他にもアジア地区の会議のお誘いを受けましたがスケジュールが合わず、参加が叶いませんでしたが機会を見つけて皆さんとの交流を果たしたいと思います。

いつ、いかなる状況でも、ベストを尽くす。最善を追求する姿勢を持ち続ける。武道家として、この未知なる不安定な状況でこそ、道場訓にあるように確固不抜の心技を極めてまいりましょう。特に次なる選手権を目指す選手の皆さんにとって、今、この時期の稽古の積み重ねが来るべきその時の戦いの成果に大きく影響することを肝に銘じて、一日一日、一瞬一瞬の奮起を期待しています。がんばっていきましょう。

最後になりますが、冒頭で申し上げました新型コロナウイルス感染症の世界的流行によって少なからず各支部道場で経済的ダメージに見舞われていることと拝察致します。この状況を少しでも緩和するため、WKO加盟支部道場からお納めいただく年会費を、2020年度は休止をし、各支部道場の活動に充てていただこうと思います。この年会費収入は約2千万円となりますが世界各地区を代表される理事の皆さまと協議のうえ決定しました。日ごろ、世界各地の皆さまの活動から産まれ、お納めいただくご浄財です。このコロナ禍においては、皆さまの経済損失の補填に少しでもお役立ていただきたいと思います。

いつも申しますが、新極真会は私たちの組織です。世界の支部道場があって、そして支部長や道場長の頑張りによって支えられる組織です。こうした、皆さんのご協力やご尽力にこのような時だからこそ、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。心から、ありがとうございます。引き続き、世界中の同志と心を一つにして前に進んでまいりましょう。押忍

新極真会代表 
緑健児

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