空手を志す子どもたちの未来にとって最善の道を


空手を志す子どもたちの未来にとって最善の道を 6月は欧州大会とアジア大会を視察させていただき、各地区の役員そして支部長責任者の皆さんと交流させていただきました。両大会が来年のワールドカップ・リトアニア大会の各地区代表選手の選抜選考も兼ねていたこともあり、出場選手の戦いぶりにはとても眼を見張るものがありました。欧州大会では、ワールドカップの開催国となるリトアニア選手団の活躍が目覚ましく、運営にあたるロマス支部長以下、全員が一丸になって本大会を成功させようとする意気込みを強く感じさせてくれました。欧州大会を主催したベルギー支部、マーティン・ミッシェル支部長とコーン・スピテールス支部長が本大会を成功させるために重ねた努力には心から敬意を表します。長きに渡る準備、本当にお疲れさまでした。そして有り難うございました。


次にカザフスタン支部(カイルタイ・サルマノフ支部長)が主催したアジア大会も運営的にも競技的にも充実していました。さすが、第6回カラテワールドカップ2017の開催国に立候補するだけのことはあります。財政面でも政府及び有力なスポンサーの協力を仰ぎ、同国支部の結束の強さや底力を周囲に感じさせてくれました。昨年、アジア地区新理事に就任したJBスジョト支部長を中心としたアジア地区支部長のほとんどが出席したこともあり、アジア地区の新たな歴史の門出を飾るものであったと強く感じました。大会期間中にはアジア地区会議も催され、地区内役員選挙や今後の地区大会の運営方法に関する審議が行われました。前任理事のシヴァジ・ガングリー支部長の献身的な地区発展への貢献を礎にして、ますますの発展を期待致します。こちらも大会主催にあたりましたカイルタイ・サルマノフ国代表をはじめとする同国支部長の皆さまの尽力に心から感謝を申し上げます。


 このように欧州とアジア両地区大会での現地滞在中には、たくさんの支部長と有意義な意見交換や情報交換をすることができました。新極真会は強い組織運営機能を有した、活気のある民主的組織です。すべての支部長責任者が積極的で建設的な意見を言うことが出来、その意見に耳を傾けることが出来るNPO組織です。昨今、世界的に推進している「空手のオリンピック種目化」という目標には、組織的に重要な判断を的確に、そして機を逸することなく行わなければなりません。私たちにとって最善の選択は何か。しかし、私たちの民主性は何よりも優先されるべき組織的特性であることを、私たち自身は決して忘れてはなりません。この目標実現に向けては、日本地区でもフルコンタクト空手界の大同団結を最優先にして、その同志との連携を推進しています。また、ロシアを中心にして空手のオリンピック種目化を推進するKWU(Kyokushin World Union)との協力関係についても、鋭意検討を続けています。すでに極真館をはじめ複数の国際極真組織が加盟をしているようです。欧州大会にもそのKWUからセルゲイ・スヴォロフ事務局長が視察に来られるなど、非常に良好な関係が築かれています。新極真会の方針は、このオリンピック種目化という目標の実現に対して、空手に携わるすべての方々が行う企画や努力において、全ての可能性に理解と協力を惜しまず、私たちの主体性も見失わずに、その可能性を追求していきたいと思います。いかなる場面でも、大局的な視点を見失ってはなりません。ただ、繰り返しになりますが、私たち新極真会の民主性は最も優先されなければなりません。私たちの未来、空手を志す子どもたちの未来にとって最善の道を、私たち自身の手で選択していきましょう。今、極真空手は歴史的な転換期にあります。ぜひ皆さまの力強い協力をお寄せいただくよう、心から祈念しています。


 最後になりますが、今月末にはカラテドリームカップ2012国際大会の開催を予定しており、世界9カ国から1,413名と25団体(※団体型競技を本年から導入しました)の参加があります。この大会には極真各派からの出場も多数ございます。ご参加いただく海外支部の皆さまには心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

押忍
新極真会代表 緑健児

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