戦績
第1回WFKO世界大会 |
軽重量級優勝 |
第13回世界大会 |
準優勝 |
第1回空手Champion of Champions |
3位 |
第7回全世界ウエイト制大会 |
軽重量級3位 |
第1回アジアフルコンタクト大会 |
中量級優勝 |
第56回全日本空大会 |
4位 |
選手紹介
福岡支部所属で、5歳から空手を始め、コツコツと積み重ねた努力が今の実力を支えている。左右の突きに膝蹴りを絡めた連続攻撃、そして相手との距離を揺さぶる巧みな間合いの操作が特徴で、試合を通して主導権を握る場面が多い。特に中段・上段への膝蹴りの精度は非常に高く、相手に大きなプレッシャーを与える。
2022年にはポーランドで開催された世界ウエイト制大会(軽重量級)で3位となり、国際舞台での力を示した。そして無差別級で行われた第13回全世界大会では初出場ながら準優勝という快挙を成し遂げ、名実ともにトップ選手の仲間入りを果たす。
そして、2025年に開催された第1回WFKO世界大会では軽重量級に出場。各国の実力者を退け、見事に優勝を果たし、ついに自身初となる世界タイトルを手にした。この大会では、持ち前のスピードと技術、そして冷静な試合運びで一戦一戦を確実にものにし、その成長ぶりと精神的な強さが際立った。
――今大会の感想からお願いします。
「2位、3位、4位と優勝をずっと逃していてモヤモヤしていたんですけど、やっとつかんだ優勝なのでうれしいです。WFKOのタイトルを獲ってこそ強さを証明できると思っていたので。決勝戦の終わり方は微妙なところもありましたけど、自分としてはやることをやれて、悔いなく闘えたのでよかったと思います」
――ライバルのひとりである目代結菜選手との攻防はいかがでしたか。
「目代選手とは過去3回対戦して全部負けていたので、今回は最後のチャンスと思って闘いました。4年後の世界大会に出場できるかどうかはわからないので、集大成というくらいの気持ちでした。決勝戦も勝つことしか考えていなかったので、自分の組手が出せたと思います」
――あらためて新極真会の女子が黄金期を迎えていると感じました。
「これから若い選手もいっぱい出てくると思いますけど、今回の優勝を自信に変えて、また次も自分の組手で勝てるようがんばっていきたいと思います」