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選手データ

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プロフィール

渡辺和志 わたなべ かずし
生年月日 2001年8月31日
出身 神奈川県
所属 世田谷・杉並支部
段位 弐段
身長 170cm
体重 87kg

戦績

第1回WFKO世界大会 男子軽重量級優勝
第17回アジア大会 男子重量級準優勝
第9回JFKO全日本大会 軽重量級3位
第7回JFKO全日本大会 軽重量級準優勝

選手紹介

 兄・優作とともに新極真会無差別級世界王者・塚本徳臣師範のもとで鍛錬を積む。近距離での突きの回転の速さやスタミナには定評がある。170cmと軽重量級では小柄ながら、懐に入り込んでの組手で勝利を手繰り寄せる。
特徴的なファイトスタイルとしては、俊敏な“機動力”と“スタミナ”を活かした距離戦を得意とし、序盤は技の当て合いからじわじわと距離を詰め、終盤に強力なラッシュを仕掛ける戦法が得意です。

第1回WFKO世界大会の準決勝第1試合では、意地のラッシュで延長戦を制した渡辺が片桐を下してファイナルへ。ヨーロッパの強豪ロジンとの決勝では接近戦の攻防が展開され、互いに下突きを打ち合う場面が多く見られるなど均衡するが勝負は延長へ。力強い胸への突きを決めつつ、最後は攻撃の回転を上げた渡辺が判定3-2で勝利し、念願の世界の頂点へ上り詰めた。

――自分との闘いでもあったんですね。
「今回は本当に1日1分1秒をムダにしないように稽古してきました、以前は勝手に限界をつくってしまった場面もあったんですけど、そういうのを気合いでぶち破るとことを無理やりやってきました」

――そういうスイッチを入れることができたのはなぜでしょうか。
「道場で稽古を見てくださる塚本(徳臣)師範、一緒に稽古してくれる仲間、家族、そういう人たちの応援があって自分があるので、もう自分ひとりの空手人生ではないと思うようになってきたというのがあります。これまであと一歩で勝てないことが多くて、多くの方々に悔しい思いをさせてしまったので、この第1回大会だけは絶対に落とせないという気持ちが強かったです」

――勝因はどこにあったと思いますか。
「技術などの細かいことはたくさんありますが、最終的には気持ちだと感じました。今回は作戦というより1戦1戦をフルで闘い抜くことをテーマに置いていたので、それが功を奏したと思います。心が折れそうになっても、勝ち切る気持ちを試合ごとに出せたのは大きかったです」

――お兄さんの優作選手も一緒に泣いていましたね。
「兄からはおめでとうと言ってもらいました。ずっと一緒に闘ってきたこともあって、優作の負けはふたりの負けですし、自分の勝ちはふたりの勝ちだと思ってくれたと思います。毎日道場で稽古している時は兄貴だけには絶対に負けないという気持ちでやっているんですけど、切磋琢磨できる一番の存在だと思います。いつか大きな舞台の決勝戦で闘ってみたいですね」

――今後の目標はどうでしょうか。
「チャンピオンとして無差別級でも通用することを証明しなければいけないので、ここからは切り替えて再スタートです。プライドは持たなきゃいけないですけど、素直さを失ってはいけないと思うので、つねにスポンジのように少しでもいいことを吸収していきたいと思います」

――最終的な目標はやはり、無差別級の世界チャンピオンということになりますか。
「そうですね。体格に関係なく闘える無差別級は空手の醍醐味だと思うので、そこのチャンピオンは目指さないといけないと考えています」
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