いよいよ第10回世界大会が二週間後に迫ってまいりました。
東京では世界中の皆さんを快適にお迎えする準備が概ね整ってまいりました。
今春、東日本大震災が発生した時に真っ先に頭に浮かんだことはこの世界大会が開催できるかどうかでした。その世界大会が多くの皆さまのご協力やご支援によって華々しく開幕しようとしていることを心から嬉しく感じると同時に深い感謝を申し上げます。
本大会に出場する選手の皆さんはいよいよ決戦の日の到来です。空手世界一を決めるに相応しいベストコンディションで大会当日を迎えられることを心から祈念します。
今大会まであと二週間、私たちはこの世界最強最大のトーナメントをより広く社会の皆さまに知っていただくための広報活動に全力を注いでいます。テレビ、ラジオ、インターネット、新聞、雑誌、車輛、駅看板。あらゆるメディアを通じて私たちの世界大会を告知しています。このような先端メディアを駆使した広告だけではなく、東京都心の店舗や施設を一軒一軒まわって、世界大会の説明をしてポスターを張らせていただくという地道な活動も忘れてはいません。とにかく足を使って、汗をかき、出来る限りたくさんの方々の顔を拝見してこの大会の素晴らしさを直接説明して回っています。対話を重んじるWKOらしい地道な活動だといえます。今回、開催地であります日本では東京を中心に実にたくさんの方々に後援や協賛、そして広報など様々な形でご協力をお寄せいただいています。これは、冒頭に述べた震災の影響にもかかわらず、海外から多くの方々がお越しいただくことへの深い感謝、そしておもてなしの心の表れにほかなりません。今、私たち主催者に出来ることは本大会会場の東京体育館に超満員のお客様をお迎えし、世界最高峰の空手選手権に相応しい舞台を作り上げることです。残された時間、選手に負けない闘志で準備に邁進していきます。また今大会に華を添えていただくドルフ・ラングレン先生の特別演武も着々と準備が進められています。この演武には当会の熱心な支援者であります長渕剛さんが音楽プロデュースという形で共演して下さいます。先日、その音楽試聴をさせていただきましたが、興奮と感激の大作でした。長渕さんのご協力に心から感謝申し上げます。
選手の皆さんは、この素晴らしい大会で空手世界一を競う夢の舞台で戦えることを誇りにして下さい。
東京体育館で皆さまにお会い出来るのを楽しみにしています。
押忍
新極真会代表 緑健児