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加盟国100カ国とオリンピック競技化を目指して

2011.01.02
代表メッセージ

新年明けましておめでとうございます。
 皆さま、夢と希望に満ちあふれた2011年をどのように迎えられましたでしょうか。年頭に際して、私たちは世界最強最大の組織づくりを一層進展して行くこと、そのための加盟国100カ国化という目標を強く再認識して参りましょう。

 組織はまさに「山」のようです。広い裾野と高い頂、これらは正比例して密接に向上するものです。多くの加盟国による下支えと、世界最強の技術水準を誇る選手たちの激闘奮闘をバランスよく伸展させなければなりません。皆さんで大きな山を築き上げましょう。

 今年は皆さまご承知のように第10回記念世界大会が開催されます。皆さまを気持ちよくお迎えすることが出来るように着々と準備を進めています。一日も早く皆さまとお会いが出来る日を心待ちにしています。

 また、世界各地では本大会の代表選手選抜戦が繰り広げられています。選手の皆さんにとって、四年に一度の世界大会への出場権を手にすることは空手家として大きな誇りに違いありません。この大会に向けて一日一日、一瞬一瞬、自分自身を極限まで追い込むような厳しい稽古を積んで、その誇りを手にして下さい。

 また、世界各国各地域においても、選手だけでなく支部長や支援者が一丸となって今大会に臨むことが大切ですので、何とぞ選手へのご支援をお願い申し上げます。選手の皆さんはこうした周囲の方々のご協力やご支援の有り難さを心に留めて、感謝の気持ちを忘れずに世界大会に挑んで下さい。

 次に、空手のオリンピック種目化を目指す動きも本格化して参りました。日本では12月にJOCとタイアップした日本格闘競技連盟が主催する合同合宿に参加をし、他種格闘技の皆さまとの交流を深めて参りました。私たちが目指す壮大なロマンは必ず実現すると信じています。なぜなら歩を進めているからです。歩みを止めなければ必ず「そこに」辿りつけると信じています。また、空手には皆さんご承知のように「フルコンタクト」と「ノンコンタクト」という競技カテゴリーがあります。

夢に向かう果てしない道を進むには、この両輪をバランスよく駆動させることを認識しなければなりません。私たちは今一度、流派団体を超えて「空手」という原点に立ち返り、互いに協力して大局観を持つように努めて参りましょう。

 最後になりましたが、今年一年、皆さんが健康で実りの多い日々を送れるように心から祈念いたします。今年一年、皆さまのご支援とご協力を心からお願い申し上げます。
 
押忍
新極真会代表 緑健児


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