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緑代表メッセージ(2010年3月)

2010.03.01
代表メッセージ

皆さま、日頃は新極真会の発展にご尽力いただきまして心から御礼申し上げます。
世界的にはバンクーバー冬季オリンピックに注目が集まっています。世界82の国と地域を代表して約2,500人の選手が競技を行う平和の祭典。私もメディアを通じてオリンピック競技を拝見しますが、選手たちの素晴らしいパフォーマンスはもちろん、その奥に隠された、そこに辿り着くまでの努力の堆積に深い感動を覚えます。参加するすべての選手が持てる力を存分に発揮して下さることを強く祈念致します。

新極真会でもこのオリンピックへの参加を希望する声は強く、日本でもその実現に向けた取り組みを進めています。近く、JOCの役員方と新極真会のオリンピック加入に向けた具体的な意見交換を開始しますので、進展が出れば皆さまにご報告します。皆さまご承知のように空手という競技は流派団体が多く、主義主張が多様なこともあり、ひとつにまとまることが非常に困難だと言われています。私たちは道が困難でも決してあきらめずに可能性を信じて邁進していきましょう。

さて、新極真会昇段審査が目前に迫ってまいりました。今回は24名がこの難関に挑戦します。受審者の皆さんは、これまでの修業の成果を発揮して、悔いの残らないように準備を進めて下さい。昨今、空手の国際化が著しく進展していますが、こうした状況下で最も厳しく求められるのは段位の質と言えます。空手技術は言うまでもありません。高段位になるほど、武道家としての品格や風格、すなわち心の在り方が求められます。どんな困難にも負けない強い精神力、弱者へのいたわりの心。礼儀礼節、尊敬、感謝、謙虚。すべてを兼ね備えなければ目指す高みに到達できません。昇段審査では「これが空手家の模範である」と言えるような姿勢を見せてくれるように期待します。

日本では長く寒い冬が終わり、暖かく心地の良い春を迎えようとしています。この春の到来を受けて日本では積極的に大会が開催されます。特に5月には毎年恒例の第27回全日本ウエイト制大会を開催します。この大会にはアジア、オセアニアからも参加申し込みが見受けられました。世界各支部の生徒の皆さんの空手に賭ける情熱を拝見するたびに頭が下がります。本大会に向けて充実した稽古を重ねて下さい。

国際的には地域紛争やテロ、そして凄惨な社会犯罪が増加しています。地震などの災害も頻発し、経済不振も依然として継続しています。新極真会は武道精神の国際普及が世界平和に貢献できると強く信じています。「花の咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ」という言葉がありますが、今こそ押忍の精神をもって、今自分たちに出来ることを地道に積み重ね、厳しい時代を乗り超えていきましょう。春は必ず訪れます。


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