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沖縄支部 松原寛章 初段昇段レポート(2019年12月1日)

2020.02.03
昇段レポート

この度、昇段審査を受審させていただき、ありがとうございました。

私が空手を始めたのは平成10年、今から21年前(当時24歳)で、社会人となって暇な時間を持て余していたことから、この機に自分を高めるための何かを習ってみようと考え、職場の同僚が通っていた当時の極真会館(現・新極真会大阪神戸湾岸支部)に入門しました。

習い始めたばかりの頃は、段階的に技能を習得していくことがとても楽しかったのですが、昇級するにつれて稽古のレベルが上がっていき、周囲の人から遅れをとっていると感じた私は、次第に稽古が苦手になっていきました。
 
「ハードな稽古は次の日の仕事に影響が出るから」と、自分に都合の良い言い訳ばかりを用意して稽古から遠ざかり、ついには稽古の休みすぎによるうしろめたさから、道場に行きづらくなり、入門からたった3年で空手を辞めることになりました。

27歳で空手を辞めて以降、本屋で空手関係の雑誌を開いてみては 「空手を通じて何事にも動じない胆力を身につけたかったのではなかったか?」など、自問自答する日が多くなり、空手を中途半端に辞めてしまったことに対する後悔の念がくすぶり続けていたところ、平成22年に長男と次男が空手を習うことになり、これをきっかけにブランク9年を経て、私も再入門(大阪神戸湾岸支部)させていただき、36歳から稽古に復帰しました。

今度こそ所期の目標を達成したいという強い気持ちがあったため、ブランクとハードな練習で厳しく苦しい稽古の日々でしたが、前向きに臨めるようになりました。
また、厳しい稽古を乗り越える度に、易きに流されやすい自分に打ち克ったという達成感が得られ、これが少しずつ自信に繋がり、気づけば空手を本心で好きになっていました。

平成26年度からは仕事の転勤で沖縄県に引っ越したため、沖縄支部吉田道場に移籍させていただきました。

移籍当初、師範からは 「2年以内の昇段を目指しましょう!」と声をかけていただき、そのときから黒帯を強く意識するようになりました。

昇段を目指して稽古に励む一方で度々持病のヘルニアの悪化や鎖骨骨折などの負傷により、しばしば稽古から遠のくこともありました。
一時期、もう昇段は無理かもしれないと弱気になりかけた時期もありましたが、師範、先生及び道場生からの温かい励ましに勇気づけられ、粘り強いリハビリを経て今回の審査の機会を得ることができました。

審査では、各項目において満足にできなかったところも多々ありました。
10人組手では何度か心が挫けそうにもなりましたが、先生の檄や道場生の熱い応援のおかげでなんとか乗り切ることができ、支えのありがたさを実感しました。

私はセンスに自信はなく、メンタルも強い方ではありませんが、それでも空手を続けられるのは、道場生一人ひとりに向き合い、個人のスタイルを活かす形で導いてくださる吉田師範、先生方と、切磋琢磨しつつ、喜びを分かち合える愉快な道場仲間の支えがあるからです。
 
これからは新極真会の初段として恥じることのないよう一層精進するとともに、新極真会のさらなる発展に貢献し、少しでも恩返しができるように努力する所存です。押忍

※沖縄支部の情報はこちらよりご確認下さい。


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