生涯現役を目指して
この度は、昇段審査の機会を頂き有難うございます。
私が新極真空手と出会って約7年が経ちます。最初の頃は、とにかく重たいウエイトを持ち上げれば、強くなれると思っていました。
ところが、いざ大会に出場しても相手に当たらない、当たっても効いている様子もなく、ただ自分がバテて自滅するだけでした。
そんなある日、楠師範より自分を全力で押すよう指示されたのですが、びくともしませんでした。
反対に、師範は力を入れている様子でもないのに自分の方が簡単に押し負けしまったのです。その時、師範が話されたのは突きは肩甲骨で、蹴りは骨盤で蹴り、常に技を出す際は横隔膜を落とし丹田に力を入れるということでした。
教えて頂いた翌日から、走る時や運転中などに呼吸の鍛錬をし、家では基本と型を骨で動かすよう意識して稽古してきましたが、審査当日は緊張や不安でガチガチになり、思うように動くことが出来ませんでした。
更に、10人組手では5人目までは筋力でごまかせたのですが、9人目の後ろ回し蹴りで倒れてしまいました。正直もう立ちたくないと思った直後、池上先輩から「さっさと立て」の一言で気持ちが吹っ切れて完遂する事が出来ました。
最後になりましたが、夜遅くまで指導していただいた中島先輩をはじめ、ともに稽古に励んできた道場生の皆様、そして10人組手で相手をして戴いた先輩方に深く感謝申上げます。
追伸
和歌山支部の皆様当時は大変お世話になりました。おかげ様で昇段する事が出来ました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
佐賀筑後支部
支部長/責任者：楠愼吾
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