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和歌山支部 四至本エンゼル翼 初段昇段レポート(2013年6月16日)

2014.01.14
昇段レポート

昇段者レポート皆さんに支えられた空手
         
この度は、昇段審査を受けさせていただきありがとうございます。

五歳から空手を始め八年になります。最初は、兄と一緒に家の庭で父から空手の基本や型などをしっかり教わりました。
父の指導はたいへん厳しく、普段は優しい父が道着を着たとたんに一変し、鬼のように変身します。この頃の僕は、いつも泣いてばかりで、何でこんなことやらなければならないのか幼いながらも、父を恨みました。しかし、その鬼の稽古があったからこそ今の自分があるように思えます。
 
その後、近くの道場に兄と一緒に入門させてもらい、黒岡師範、滝先生の指導の下、稽古に励みました。
最初、道場の雰囲気に馴染めず、隅の方で兄と二人で小さくなってましたが、今は亡き橋本涼先輩に声をかけていただき、心が開ける様になりました。

それから辛くても楽しい空手修行に励み、特に組手の基本は型にありという父の言葉を守り、型にこだわった稽古をしてきました。
その結果、僕の人生を大きく変えることとなった、ドリームカップで優勝することができました。優勝が決まった瞬間、僕は頭の中が真っ白になり、しばらくしてから喜びと感動が心の奥底から湧き上がってきました。この感動は、一生忘れられない思い出となり、大切にしていきたいと思います。
 
今年、中学二年生になり、滝先生から昇段審査を勧めていただき、僕も昇段に向けて心の整理ができ挑戦しようと決意しました。
審査では基本、移動、型と順調に進み補強で手足が震えて、最後の十人組手は大丈夫なのか不安になりました。緊張と不安の中、十人組手に挑みましたが一人目でいきなり腹に下突きをもらってしまい、効いてしまいました。なんとか顔に出さない様に心がけ、がんばりましたが思うように体が動かず、下る一方でした。後で結構顔に出てたと聞かされ自分の思いとまわりの見た目は違うんだと、恥ずかしくなりました。
気を取り直して二人目、三人目と進んでいきましたが、途中自分でも何をしているのか何人目なのか、なぜこんなことをしているのか?などいろんな事が頭の中を過りました。
何とか十人目を迎えたのですが、何が何だか分からなくなっていた時、滝先生と父の声が聞こえ、心の奥底に残っていたわずかな力を振り絞って大きな声を出して、最後の戦いに挑みました。「諦めるな」と自分自身に言い聞かせ、奮い立たせて何とか十人組手を達成することができました。終わった後、達成できた嬉しさからか、自然と涙が出てきました。
 
黒岡師範から「これからは、もっと詰めた稽古をする様に」とお言葉を頂きました。今後は、新極真の黒帯を締めているという自覚をもって、日頃の振る舞いに気をつけて空手修行していきたいと思います。
当面の目標は、自分にとって一番の壁であり、ライバルでもある兄を超えるよう努力していこうと思います。
 
最後に昇段を許可して下さった、黒岡師範いつも親身なって指導して下さる滝先生、陰で支えていてくれる父、そして最後まで応援していただいた道場のみなさん、本当にありがとうございました。

これからもみなさんの助けを借りながら、努力、精進して空手の道を歩んでいこうと思いますので、よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

押忍
       
和歌山支部
支部長/責任者:黒岡八寿裕
連絡先住所:640-8302 和歌山県和歌山市井辺437-21
電話番号: 073-400-6989
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