7/27、28と福島支部の夏季合宿が、福島市にある青少年会館で行われました。
初日は午前中が黒帯のみの稽古、午後からは参加者全員での合同稽古が行われました。
まず始めに三瓶師範より、腹圧についての説明がありました。
「腹式、逆腹式の呼吸で腹圧を意識し、帯の張りを感じるように。技を出す時は、突こう・蹴ろうという意識があるとかえって力みにつながり相手は崩れない。手足は道具だと思い脱力して、力むのは腹だけ。腹の力で手足を動かすと相手を崩す事が出来ます。」
という説明の後に二人一組になり、相方に腕を押さえてもらい腕を相手に返す時、
1.腕だけの力で返す、
2.肘からの力、
3.背中(肩甲骨)からの力、
4.腹からのと、
段階を踏んで腹圧が意識できているか検証を行いました。
なんとなく崩せたり、思うようにいかなかったりと、身体の内部感覚なのですぐに理解するのは難しく、「わかった」とまではいきませんでしたが、参加者それぞれが何かを感じたことと思います。
この腹圧を少し感じたところで、準備運動、基本稽古が進められました。
基本稽古では、「力の出し方を意識する事。全ては腹からの力を手足に伝える。手足は道具、道具を動かすのは腹の力です。」と繰り返し説明され、1.頑張らない、2.なれない、3.意識する、の3項目が強調され基本稽古を行いました。
移動稽古では、騎馬立ち、後屈、前屈、三戦、の順に行い、特に最初の騎馬立ちは腹圧を意識するのが難しく、足のほうがきつくなってしまいました。
まだ腹の力ではなく足の力だけで立っている事がわかりました。
黒帯のみの稽古では、移動稽古の後に型を行い、呼吸に合わせて腹の力を手足に伝える事を意識しながら、転掌、三戦を数回行いました。
合同稽古では基本移動稽古の後に、三瓶道場伝統の組手立ち移動稽古が行われ、最後に約束組手、スパーリングを行い初日の稽古が終了しました。
全員が整列しようとしたその時、至近距離で突然の落雷があり、参加者全員がびっくりしたハプニングがありましたが、仲間と一緒に風呂に入り、夜は黒帯会、色帯会とそれぞれに親睦を深めました。
二日目は早朝に型稽古が行われ、午前中は二日目のみの参加者もいるので、初日行われた合同稽古と同じ内容を反復して行いました。
繰り返し稽古したことで、基本、移動での意識も高まった事と思います。
稽古後はバーベキューでの親睦会が行われ、毎年恒例になったジャンケン大会では、組手とは違う闘志むき出しの白熱したバトルが繰り広げられました。
二日間ではありましたが、皆と声を出し、全身がバキバキになるまで動いたことで夏の良い思い出が出来たと思います。参加した道場生の皆さん、お疲れ様でした。
また、東日本大震災の時は全国の道場生の皆さんからのご支援を頂き誠にありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
矢吹分支部 中野目真一
福島支部
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