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宮城支部 髙木真文 初段昇段レポート(2013年12月22日)

2014.01.27
昇段レポート

私にとっての「黒帯」

このたびは、昇段のお許しをいただき、誠にありがとうございました。
 
私は、40歳になる直前に大病を患い新たな人生のスタートの転機を迎えました。
 
「強くならなくては」との思いから空手を始めようと、一念発起して自宅近くの明大前道場(東京北西支部:木浪師範のもと)で新極真の門を叩きました。
 
初めに木浪師範より「(新)極真は、入門された数百人のうち一人くらいしか「黒帯」になれません。厳しいですが頑張りましょう」と言われました。

その時に、厳しいからこそいつか「黒帯」になろうと強く決意いたしました。
 
入門当時は、若い時とは違い、また病み上がりということもあり体力の衰えを実感しながら、若い人たちについていくのが精一杯で、あちらこちらにアザを作ったり、手や足の指の骨を折ったり、顔に傷をしたりで、空手の稽古と仕事との両立に苦労しました。
 
稽古を続けていくうちに体も以前より動くようになり、試合に挑戦して勝ったり、「帯」の色が変わったりして空手がより楽しくなりました。
 
稽古は厳しくつらいですが、終わった後に清々しい気分で飲むビールがたまらなく美味しく、空手を始めた頃に比べると、色々な面で前向きに生きていて充実いている自分を実感するようになりました。

木浪師範にご指導をいただきながら、素晴らしい皆さんと東京で稽古を続けてまいりましたが、昨年の4月に仕事の都合で仙台に転勤することとなり、金田師範の宮城道場でお世話になることになりました。
 
初めての単身赴任で慣れない生活と空手の稽古の両立は大変ですが、両立することが修行と稽古を続けてまいりました。
 
夏の終わりのある時に、先輩から「茶帯と黒帯は全然違いますよ!機会があれば是非昇段審査をうけたほうがいい!」との励ましがあり、50歳という節目を迎え、自分を奮い立たせて年内に昇段審査に挑戦しようと決心し稽古に励みました。

昇段審査当日の十人組手では、生涯忘れられない体験をしました。
 
4人目を過ぎたころから、足も動かなくなってきて、息も上がって苦しいところに、腹に何発も蹴りを入れられ途中折れそうになりましたが、皆さんの声援のおかげで何とか踏みとどまることができ最後の十人目まで到達することができました。
 
先輩方の突きや蹴りは一発一発が重く体に響きましたが、その一発一発に先輩方の「頑張れ!頑張れ!!」という心を感じることができたような気がしました。
 
私の組手をするためにわざわざ遠方より駆けつけていただいた先輩、途中折れそうになる中、暖かい声援を下さった先輩方々、そして宮城道場の皆さんの支えのおかげと感謝しております。
 
普段とは違い張りつめた緊張のなか集中でき、自分の限界以上の力を出すことが出来た昇段審査でした。

 
入門から10年余りが経ちましたが、ここまで空手を続けられ、そして入門当時に決意した「黒帯」に辿りつくことが出来ましたのも、日頃からご指導いただいている金田師範はじめ、諸先生、諸先輩方、宮城支部の皆さん、そして木浪師範はじめ東京北西支部の皆さんのおかげと感謝しております。

また、私にとって空手を始めて素晴らしい人々に出会い、多くを学び人間として成長できていることが、何にも代え難い財産です。

これからは、新極真の「黒帯」を締めることになりますが、ある先輩に教えていただいた「黒帯を締めた時から、新たに修行が始まる」ことを肝に銘じ、帯にふさわしい人格や強さを身につけられるよう、心新たに「一隅を照らす」べく日々研鑽して参ります。押忍

宮城支部
支部長/責任者:金田和美
連絡先住所:宮城県仙台市若林区木ノ下2-2-1 ムラカタビル2F
電話番号:022-290-6970
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