継続は力なりを信じて
職場の先輩に誘われて新極真会山口中央支部に入門したのは、8年前のことです。
入門した当初は目標らしい目標もなく、黒帯を締めることができる日が来るなど夢にも思っていませんでした。
ただ、「せっかく始めた空手を長く続けることができれば・・・。」と漠然と思っていたことを思い出します。
8年間という歳月の中では、多くの人と出会いました。
道場に通う多くの子ども達の成長も見ることができました。
稽古に来始めた当初は泣き虫だった子が、数ヶ月後にはすっかり強く逞しく成長していく姿を見て、武道の、新極真会山口中央支部の素晴らしさを感じました。
そして、自分がその新極真会山口中央支部の一員であることを誇りに思いました。
私を空手の道に誘った先輩は、その後ほどなくして退会されましたが、私はその後もマイペースで空手を続けました。
心身ともに尊敬できる先輩方と接する中で、空手の技術的な面だけでなく、精神面でも多くのことを教わりました。しかし、屈強な先輩方との組手では、全く歯が立たないことばかりでした。
それでも、素晴らしい指導者と素晴らしい仲間に支えられて、これまで空手を続けることができ、このたび40歳を迎える年にして、昇段審査を受ける機会を与えて頂きました。
黒帯を「夢のまた夢」と思っていた私が昇段審査を受けようと決心したのは、
「『試合に出て優勝する』という目標は素晴らしい目標だが、それを叶えることができるのは1人だけ。しかし、『黒帯になる』という目標は、頑張った人全員が叶えることのできること。せっかく空手を始めたのだから、緑帯や茶帯で満足せず、黒帯を目指して頑張ってください。」
と言われた御手洗支部長の言葉に励ましていただいたおかげです。
そして、昇段審査に協力していただいた皆様のおかげをもちまして、無事に10人組手を完遂することができました。
今まで指導して頂いた支部長、先輩方、そして、これまで一緒に汗を流したすべての仲間に、心から感謝を申し上げたいと思います。
現時点で、自分の実力が黒帯を締めるに値するとは思えませんが、これからも長く空手を続け、黒帯に相応しい「心身共に強い人間」になることができるよう、今後も新極真空手を続けたいと思います。
「長く空手を続ける」ことを目標として始まった私の新極真の道は、まだ道半ばです。
山口中央支部
支部長/責任者:御手洗俊行
連絡先住所:山口県宇部市笹山町1-2-10
電話番号: 0836-31-2009
http://www.hajimail.jp/karate/sks_yamaguchi/