開催日:2015年7月12日(日)
於:長崎県立総合体育館
主催:NPO法人全世界空手同連盟・新極真会長崎県本部・山田道場
「岡田秀一が立石達也との接戦を制し、二連覇達成!」
2015年7月12日、第32回目となる長崎県空手道選手権大会が開催され、「一般の部」には34名、「高校生の部」には24名の選手が出場した。
「高校生の部」決勝戦は大坪裕希(福岡)と犬塚義貴(長崎)の対戦。
犬塚はパワフルな突きと下段蹴りでプレッシャーをかける。
大坪はステップを使い、上段・中段の蹴りを返す展開。
試合中盤、突きの連打で一気呵成に攻め込む犬塚に、大坪のカウンター上段廻し蹴りがさく裂!
これで「技あり」を奪取した大坪が、チャンピオンの栄冠を手中にした。
「一般の部」の決勝は前大会と同じ対戦となった。
過去3回の優勝経験を持つ若手のエース・岡田秀一(長崎)と、昨年「一般の部」初出場ながら破竹の勢いで勝ち上がり、一躍トップ戦線に躍り出た驚異の新鋭・立石達也。
今年の全九州大会では立石が優勝・岡田が3位入賞と、ブロック大会でも成果を出している。
出稽古を通じ、お互いの手の内を熟知する二人だが、序盤から一切の駆け引きを感じさせない、白熱した打ち合いが展開された。
上・中・下段の回し蹴りから鍵突き・下突きと攻撃を振り分ける立石に対し、前蹴り・直突き・膝蹴りと縦形の技で応じる岡田。
がっぷり四つに組み合った、息をもつかせぬ一進一退の攻防が繰り返される。
前大会から精進を重ね合い、さらにレベルの高い戦いが繰り広げられた。
本戦・延長戦があっという間に経過し、再延長へと突入。
普段はポーカーフェイスの両者も、歯を食いしばりお互いの気迫をぶつけ合う。
再延長でも決着がつかず体重判定へ。
岡田をあと一歩まで追い詰めた立石であったが、規定の10kg差があり無念の涙を飲んだ。
昨年は再延長で判定勝利を収めた岡田であったが、今大会では体重判定までもつれ込んだ。
それだけ両雄の実力が拮抗していた証であろう。
岡田25歳・立石20歳と伸び盛りの若武者二人。
今後もお互いに切磋琢磨を重ね、全国大会で活躍する選手へ成長していく事を期待したい。
<大会結果>
一般の部
優 勝 岡田秀一(長崎支部)
準優勝 立石達也(長崎支部)
第3位 村中勇一(大阪西支部)
第4位 小林隆亮(佐賀筑後支部)
技能賞 岡田秀一(長崎支部)
敢闘賞 野崎元基(長崎支部)
試割賞 浅野英樹(長崎支部)
高校生の部
優 勝 大坪裕希(福岡支部)
準優勝 犬塚義貴(長崎支部)
第3位 立石大樹(長崎支部)
第4位 筒井政徳(長崎支部)
技能賞 大坪裕希(福岡支部)
敢闘賞 加藤心(長崎支部)
長崎支部
支部長/責任者:山田政彦
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