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西神奈川支部 谷川光 五段昇段レポート(2015年11月4日)

2015.11.20
昇段レポート

11月3日~5日にかけて、世界セミナーおよびWKO昇段審査会が行われました。

2006年に四段位を許していただき、早9年の歳月が経ちましたので、10年も近いことだし、そろそろ自分の空手道の修行の成果が、時間が経ってどれだけ上がっているのか、果たして人の目から見てどれほど認めてもらえるのかを試したく、今回受審させていただきました。

確かに自分で感じるのは、蹴りや突きの速さ、重さ、正確さ、心の持ちよう、気迫等々どれをとってもかけることがないように日々の稽古に対し、身心を磨いてきました。

審査が始まり、基本稽古の動かし方の感じるところは、足裏から頭の先手の先がすべてひとつの物体として動いているかの感覚が、緊張によってすかすかに感じ、移動稽古では、基本の動きに前屈立ちでの下半身の安定感、骨のそろった感覚、出来ているか試しながら後屈立ちとなり、手刀受けでは脇も閉まっておらず、騎馬立ちでの移動は、自分の安定感のなさに情けなさを覚えました。

三戦立ちの移動では、これまた下半身が定まっておらず、もっと時間がかかると感じながらの移動稽古審査でした。

続いて型となりますが、自分で稽古している型の定義は、まず使えなければしょうがないということです。
使えるか使えないかという議論になるとまず巷で言われるのは、使えるわけがないと思う方が多々いるということですが、そのまま組手に使おうとすると疑問ですが、身体を練るということを考えると、これほど有効な稽古方法はほかにあるのだろうかと思います。

もちろん組手に強くなろうとしたら組手の稽古をするのが一番うまくなり、ますなぜ型があるかをこれからもっと突き詰めて修行していこうと思います。

さて審査の内容ですが、受審しながら、自分で稽古しているほどの5分の1もうまくいかなかったように思いました。
要はまだまだ稽古不足だということなので、さらに修行は続きます。

ここまでで午前中の審査が終わり、何とか1次審査をクリアさせていただきました。

午後の組手になり感じたことは、自分の稽古はこれでよかったのだろうかということでした。
よっぽど海外の先生方の方が、私より重厚感がありうまさを感じました。

精一杯やったつもりでしたが、自分の中でつもりで終わってしまった審査会でした。
まだまだ伸びなさいよ、との意味で5段位を許していただきました。

事務局のスタッフと比べると、社会性や人に対する思いやりは、私に備わっているか。事務局長の責任感のかけらでも自分にあるかどうか、世界の師範方の空手に対する情熱は負けてないか、日本の支部長責任者の気配りや優しさは私にはあるか、緑代表のような太陽のような明るさが備わっているか、これからまだまだ修行が続きます。

最後になりましたが、緑代表、世界の師範方、日本の師範方、また世界大会の後のセミナーと昇段審査会を支えてくださった、小井事務局長をはじめとした事務局スタッフのみなさん、これから自分がどれだけ組織に貢献できるか試していきたいと思います。

今回の昇段を許していただき誠にありがとうございました。押忍

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