「諦めない」こと
この度は昇段審査の機会を頂き、また昇段の許可を頂き、ありがとうございました。
大学入学と同時に空手を始め、当時は夢中になれるものを探していたので、自宅近くに道場があることを知り直ぐに入門し、初日は道着が無かったので、体育の授業で使っていた柔道着で稽古にでました。
入門してからは、ミットを力一杯打ち込めること等に楽しさを感じる反面、組手で先輩に負かされるのが本当に怖かったです。
しかし稽古後には、形容し難い達成感があり、人間的にも成長できている実感を得られ、稽古が楽しくなりました。
茶帯を頂いた後に就職し、若さに任せて仕事の後に夜中まで稽古する日も多々ありましたが、仕事や家庭、怪我や病気等、自分の心の弱さが災いし、何事も巧くいかず、道場から足が離れ、茶帯を頂いてから昇段までに10年かかってしまいました。
色々と悩む日々が続きましたが、その時に「絶対に諦めてはだめだ」と先輩から言葉をかけて頂き奮起しました。
それから、少しずつ人間的にも空手でも成長できている実感が得られるようになりました。
昇段審査は、「もうこれ以上は出来ない」という位まで稽古は積んだつもりでしたが、それでも非常に厳しかったです。
特に10人組手では、精神に身体が追い付かない場面もありましたが、「絶対に諦めない」と念じ、なんとか完遂することができました。
日々の生活においても「諦めない」ことは実に難しいことであり、様々な場面で色々なものを諦めざるを得ない状況もある中、「諦めず」に昇段できたのは、ご指導頂きました入来武久支部長、常に厳しく柏木信広参段を始め、御指導頂きました諸先輩方、支えていただいた道場生、いつも応援してくれた妻や娘のお蔭です。
皆様のお陰で昇段することができました。
本当にありがとうございました。
これからもご指導宜しくお願い申し上げます。押忍
東京城南川崎支部
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