継続は力なり
この度は、昇段審査の機会をいただき、本当にありがとうございました。
前川師範から昇段審査を受審しないかとお話をいただいた時は、とてもうれしかったです。
うれしい反面、僕に本当に受審できるだろうかと不安もありましたが、入門した時から僕の夢だった黒帯です。
両親に相談したら「頑張りなさい」と背中を押してくれたので、受審することを決意しました。
僕が空手を始めたのは、小学2年生の春でした。
家の近くに空手道場ができたのを知り、体験させて頂きました。
その時に指導してくださった先生が優しく格好良かったのと、稽古がとても楽しかったのですぐ入門する事に決めました。
それから9年が過ぎました。
今年、高校二年生の春に10年目を迎え、昇段審査を受審することができ、感謝の気持ちで一杯です。
振り返ってみるといろいろありました。
入門してから入賞するのに2年半かかった事、初めて優勝できた日の事、怪我をして空手を2カ月休んだ事、試合に勝てなくなってやめてしまいたいと思った日のこと。
2回も前川先生、野口先生に励まされ、両親に温かく見守られ今まで頑張る事が出来て本当によかったです。
前川師範の好きな言葉「継続は力なり」
本当にその言葉道りだと思いました。
僕も大好きな言葉です。
いよいよ審査日がやってきました。
前日からずっと緊張していて、不安で一杯でした。
体が思うように動かず、基本が終わったとき太ももが痙攣を起こしてビリビリしてきました。
気持ちだけでも落ち着かないと最後まで体がもたないと思い、集中しました。
移動、型、パワーと進み、いよいよ10人組手です。
喉はカラカラに乾き、体もカチカチに固まり、思うように動けませんでした。
とにかく最後まで必死で力を振り絞りました。
終わったときは立っていることも辛く、大げさですが今までの人生で一番苦しかったです。
しかし先生方や、道場の仲間、保護者の方からの声援のおかげで乗り切る事ができ、感謝の気持ちで一杯で、涙があふれそうになりました。
前川師範、野口先生、黒帯の先生方、いつも応援してくれた両親、道場生の皆さん本当にありがとうございました。
これからが新たなスタートです。
黒帯に恥じないよう感謝の気持ちを忘れず、日々精進してまいります。
これからもご指導よろしくお願いします。押忍
徳島北東あわじ支部
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