5月29日、日曜日。
初夏の青い空の下、新極真会東京お茶の水支部が位置する文京区湯島の町は、それぞれの組の神輿毎に色とりどりの半纏をまとった威勢のいい男性女性が集い、湯島天満宮までの道のりを埋め尽くしていました。
一本道に神輿が並んだ様はまさに圧巻でした。
わが支部の所属する組の名前は天梅(てんばい)会。
稽古場から少し歩いたところに湯島天満宮まで続く一直線の道があります。
日曜稽古を終えて、詰所で半纏を借りてみんなで向かうと、そこにはわが支部の特攻隊長である宮本拓さんがおられるではありませんか!
頭ひとつ飛び抜けているのですぐわかりました。
少年部の子たちも含め、総勢6名で向かうと、拓さんが入れ入れと手招きしてくれて、代わる代わる担ぎ棒を持たせてくれました。
担ぎ棒はずっしりと重く直径15センチくらいの木製の丸棒で漆塗が施されていました。(けやきの無垢材で作られているような気がしましたが間違っていたらすみません。)
オイサ、フーワ、オイサ、フーワ!という掛け声をみんなでシャウトしながら、上下に少しずつ揺れる棒と自分の肩が離れないように自分の体も上下に動かします。
最初はその感覚がわからず、神輿が揺れる度に肩に棒が当たって痛いのですが、徐々に一体感を持って担ぐことができるようになります。
でも、次第に担ぎ棒の重さが肩にじわりじわりとのしかかってきて、そろそろ限界を迎えます。
そうすると、隣を歩いてくれている男性がタイミングよく入れ替わってくれて、私はお役御免となりました。
初めての経験でしたが、この歴史のある例大祭を目撃できただけでもラッキーだったのに神輿まで担がせてもらってなんて運のよいことでしょう!
約20騎の神輿が湯島天満宮に入っていく宮入りでは、神輿が一騎ずつ入っていきます。
わが天梅会の番になり、オイサオイサの掛け声をかけながら、境内を練り歩き、拝殿の御前で神輿を高く担ぎ上げ、湯島天神の神主さんに拝殿で祈祷してもらい、みんなで二礼二拍手一礼して宮入りは終了。
里伊奈先生によれば、今日のこのお祭りは毎年やっているものの、すべての組が一堂に会するのは四年に一度で、かなり大掛かりなもののようで、そんな貴重な日に立ち会えてさらにびっくり。
日曜稽古の6名はそんな訳で短時間ながら神輿を担いだことで、よい足腰のトレーニングをすることができました。
5月6月はお祭りの季節。
全国各地で古くからの歴史を守りながら、いろんなお祭りが行われていることと思いますが、そんななかでも、湯島天満宮をいただくこの町の人たちの熱気は日本一だったのではないかと思います。
よい経験をさせていただきありがとうございました。
東京お茶の水支部、この夏もこの勢いで乗り切っていきましょう!
田中栄治(東京お茶の水支部所属 9級)
東京お茶の水支部
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