この度は昇段をお許し頂きありがとうございました。
僕が新極真会に入門したのは、2歳の時でした。
いとこが入門したので一緒に入門しました。
その頃の事はあまり覚えていませんが、道場を走り回って師範や先輩方にご迷惑をおかけしたけれど、皆さんに大変可愛がってもらったと、母から聞いています。
小さい頃は稽古にも馴染めなかった僕ですが、大きくなるにつれ、だんだん稽古もできるようになりました。
幼稚園の年長ぐらいの時から東先生の道場でお世話になることになって、組手の稽古もするようになり、きつい稽古にも参加させてもらえるようになりました。
そして、小学二年生の時に、錬成大会ですが優勝することができました。
ルーキーの部でしたが試合の時のことやみんなに褒めてもらってとても嬉しかった事を今でも覚えています。
四年生になるころからは、中学受験をするための塾に行って、その授業の曜日の都合であまり道場にも行けず稽古もできませんでした。
中学受験が終わり久しぶりに道場に行った時、弟がとても頑張って稽古をしていて、すごく成長していることに気づきました。
僕も頑張ろうと、稽古をして一級の審査を受けました。
それから、合格を頂き、次は黒帯を目指すために東先生にも沢山稽古をみて頂き、自分も努力をしました。
昇段審査の日は 朝からとても緊張していましたが、審査に入ると基本や型など精一杯頑張りました。
しかし、10人組手の時には、緊張で体がガチガチになり、あまり動けませんでした。
8人目くらいからは体力が無くなってきてしんどくなってきましたが、努力してきた自分を信じ精一杯頑張りました。
そして、自分から立ち向かっていくことで、10人組手を完遂することができました。
やりきることができた達成感ですごく嬉しかったです。
この審査を通して、自分なりの課題も見つけました。
僕は、2歳から空手を始めてから黒帯を頂くまで12年間かかりましたが、コツコツ努力を続ければやり遂げられる事を、この昇段審査が教えてくれました。
「10人組手は、自分がどんな状況であっても、どんなピンチであっても、諦めずに立ち向かうという、人生においてもとても重要なことを教えてくれたのではないかな」と父も話してくれました。
僕は、今回の昇段審査の事をずっと忘れずに人生に生かしていきたいと思っています。
最後になりましたが、黒岡師範を始め、時間をみつけては稽古をみてくださった東先生、分支部の先生方、10人組手の相手をしてくださるために集まってくれた和歌山支部の仲間達、稽古に付き合ってくれたみんな、そして、応援に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。
今回の昇段審査での体験を生かして さらに頑張っていきます。
これからもよろしくお願い致します。押忍
和歌山支部
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