私が新極真会長崎支部に入会したのは平成26年1月13日、10日後には46歳になるというときでした。
あこがれであった空手に触れてみたいという安易な考えで、今思うと老朽化した弱弱しい小舟が極真という大きな海原にでていくようなもので、無知で無謀とも言える船出だったと思います。
道場で見るもの、聞くもの、やること全てが初めてで、教えてもらったことをコツコツやるだけでありました。
とにかく週3日道場に通いながら、朝はストレッチ、昼休みは筋トレを続けました。
あちこち痛みだらけの日々、一週間一週間がとても疲れました。
今週は身体が動いてくれるだろうか、心が折れないだろうかそんな不安な日々の連続でした。
私が頑張り続けてこれたのは、先人の方々が築いてこられた極真の精神のすばらしさに感動し、極真空手の奥深さや魂に誇りを感じたからだと思います。
この道は絶対まちがいがない道だと思いました。
いろんな大会に出場して、今までの人生でスポーツなどで賞状やトロフィーをもらったことがなかった私が、この年になってしかも空手でもらえるようになるとは思いもしませんでした。
夏の猛暑の中での日々の稽古や夏合宿、昇級昇段審査や体力審査、規律正しい稽古の数々、前向きなすばらしい言葉、心の在り方、後輩への指導方法、腰痛やケガに対する対処法など、日々の稽古の中で学んだ様々なことが、私の心と身体の修行となっていきました。
この修行のおかげで、これからの人生を強く、人にやさしく生きていける気がします。
師範はじめ、先生方、先輩方、道場生の皆様、励ましてくださった皆様に感謝を申し上げます。
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