この度は、昇段審査の機会と昇段をお許しいただき、ありがとうございました。
私が内藤道場に入ったきっかけは、母のすすめからでした。
入門してからは週3日程度、ジュニアクラスで練習しました。
周りの人たちはみんな強くて、自分も強くなろうと必死で練習しました。
徐々に練習にも慣れてきて、試合に出たり審査を受けたりしました。
私は型や基本稽古が苦手で、特に型は順番を覚えるだけで精一杯でした。
さらに、組手でも何もできませんでした。
また、試合にも出場しましたが負けてばかりでした。
そんなのが嫌だったので、一生懸命練習をしました。
そのおかげかはわかりませんが、試合でも勝つことが出来るようになり、審査でも昇級することが出来ました。
その後も練習を積み重ね、昇級や入賞などしていきました。
しかし、途中で空手が嫌になり、練習から逃げるようになりました。
その時、私は空手、学校、勉強など全部が嫌でした。
今となっては情けなく感じ、恥ずかしく思います。
また、そのような状態で一般部に入り、年上の先輩方との練習が始まったので、当然ついていけなかったです。
ある日、試合で年上の相手と組手をしました。
めちゃくちゃ強かったです。
今までの試合でボコボコにされることはなかったので初めての感覚でした。
練習をちゃんとしている人としていない人の差はこんなにもあるのかと思いました。
その日から自分は空手から逃げずに、強くなりたいという思いで必死に練習しました。
このような経験を積み、今回、昇段審査を受けさせていただくことになりました。
最初は不安で「本当にいいのかな」と思っていました。
しかし、先輩方や一緒に練習をしてきた仲間たちに「早く黒帯になれ」といってもらい受ける覚悟が出来ました。
今年はコロナウイルスの影響で試合がなかったので、今回の審査にすべてをかけて練習しました。
いざ審査当日になると緊張はしていましたが、今までの練習通りの事ができたと思います。
型はすべて完璧にできた自信はありませんが、その後の拳立てとスクワット100回はなんとか完遂することができたと思います。
その後の10人組手も完遂することが出来ました。
ここまで辿りつくことができたのは、ご指導していただいている、内藤師範、北原師範代、長田師範代、先輩方や家族の支えがあったからだと思っており、感謝しかありません。
空手は人として大切なことを教えてくれました。
人は誰かに支えられながら生きていること、その感謝の気持ちや礼儀がとても大切な事であることが分かりました。
母が空手を勧めてくれなかったら、その事に気付くことが出来なったと思います。
母にも父にも感謝しかありません。
ずっと支えてくれてありがとう
これからは今まで学んできたことを後輩にたくさん教え、私自身が黒帯に恥じない行動をとり、これからも稽古に励みたいと思います。
この度は本当に昇段審査をお許し頂きありがとうございました。これからも頑張ります。押忍
南大阪支部
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