私の極真空手との出会いは、私が大学に入学した25年近く前に遡ります。
元々憧れのあった極真空手に入門し、その後4年間続けました。
ただ、進学を期に空手から離れてしまいました。
そこから転居を繰り返していたのですが、30代半ばで神奈川県の西部に落ち着くことができました。
自宅近くに新極真会の道場を見つけ、支部長は私が学生時代に全日本で活躍されていた谷川先生であることがわかりました。
これも縁かと考え谷川道場の門を叩くことを決意したのが8年前になります。
私の職業は科学者なのですが、谷川先生の教えはとても科学的で骨のつなぎ方、力の入れ方や抜き方など根っからの理系頭の私には理解しやすいものでした。
谷川道場に入門した時に『一生辞めない』というのを目標に掲げ頑張ってきました。
入門当時は仕事も忙しく稽古の出席日数も思うよう伸びなかったのですが、2年ほど前から在宅勤務も増え、稽古日数が飛躍的に伸び、気がつけば谷川先生から昇段審査のお話をいただくところまでたどり着くことができました。
もう一つ私にとって重要だったのは、道場の諸先輩方や仲間の存在です。
谷川道場には同年代の熱い方が沢山在籍しています。
普段の稽古のみならずプライベートなお付き合いもさせていただいております。
昇段審査の時も多くの方が多忙な中、集まっていただき私の初段への最後の壁として立ちはだかっていただきました。
体に残る痛みの一つ一つが初段の重みをより増している気がします。
この初段は私にとってはここまで修練を積んできた一つのゴールです。
同時に『一生辞めない』という決意の私にとっては新たなスタートでもあります。
新極真会の黒帯の末席に身を置く者としての責任感と誇りを胸に『道』を極めるためにこれからも毎日の稽古に精進していきたいと思います。押忍
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