三重中央支部主催としては6年ぶりとなる全中部大会が、AGF鈴鹿体育館で開催される。
新型コロナウイルス感染症の5類引き下げ後、初のブロック大会ということもあり、各階級で熱戦が繰り広げられることは確実だ。
・開催日:2023年6月18日
・開催場所:AGF鈴鹿体育館
・アクセス:近鉄名古屋線「白子」駅から徒歩16分
一般男子上級重量の部で目を引くのは、前回大会王者の畠中春真の参戦だ。昨年は関西錬成大会での優勝を皮切りに、大阪府大会、愛知県大会も制覇。
全関東大会でも準優勝をはたしていることから、今大会でも大本命という評価は揺らがない。
一般男子上級軽・中量の部は、昨年の全関西大会の一般上級中量級を制している藤本紀龍が頭一つ抜けている印象を受ける。そこに待ったをかけるのが、主催支部の新鋭である青田怜。
長野県大会・一般軽量級準優勝、愛知県大会・一般上級軽量級3位と一般部でも入賞経験があるだけに、地元開催の今大会で初優勝を成し遂げたい。
一般女子フルコンタクト(高校生以上)重量の部では、黒田蒼が徳光美沙紀を迎え撃つ。第54回全日本大会で石野まことを下している黒田の牙城を崩すことは容易ではないが、15歳の徳光にとっては何物にも代えがたい経験となるはずだ。
一般部は各階級とも出場人数が少数とはいえ、男女ともに未来を担う精鋭がエントリー。激闘の行方に注目が集まる。
大会主催者:寺家誠秀(三重中央支部支部長)
「新型コロナウイルス感染症の位置づけが、2類相当から季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられました。
それもあって350名を超える選手がエントリーしてくれました。
毎年、中部地方の支部の持ち回りで開催されている全中部大会ですが、規制の緩和によりコロナ前のような熱い闘いが各階級で繰り広げられると思います。
一般男子には若い選手だけではなく、ベテラン選手も出場を表明してくれました。
56歳の新野博紀選手もそうですし、村田哲仁選手とは私自身が第15回大会(2007年)の決勝戦で対戦しているで、非常に感慨深いものがあります。
コロナ規制もなく本来の自分を出せる環境が整ったと思いますので、選手たちにはコロナ禍のうっ憤を晴らすような闘いを見せてほしいと思います」