この度は、昇段審査の機会をいただき誠にありがとうございました。
私は幼少期から「強さ」への憧れを抱いていました。
強者とは、自分の意志を曲げずに目標を達成する人と思っていました。
仕事でも優れた成績を収めたいという思いがあり、心身を鍛えることが仕事にプラスの影響を与えるのではないかと考え、空手を始めました。
しかし、塚本道場に入門してから「強さ」に対する考え方が変わりました。
道場に入門して印象的だったのが、道場の皆さん謙虚で礼儀正しい人ばかりという事でした。
塚本師範は空手の技術だけでなく、心のあり方についても熱心にお話ししてくださいます。
特に「強さとは他者を思いやる心」という言葉に心を動かされました。
本当に強い人は、努力を怠らず常に準備をし、他者との比較や自己の証明に執着しません。
真の強さは、自己中心的な考え方ではなく、他者を思いやる心を持つことによって成り立ちます。
自身の利益だけでなく、他者に対しても思いやりを持つことで、真の強さを身につけることができます。
この教えは空手に限らず、仕事においても私の人生にとって大きな学びとなりました。
最後に、このような機会を与えていただいた塚本師範をはじめ、日々ご指導いただいた先生・先輩方、道場に誘っていただいた能代先輩、道場の皆様に感謝申し上げます。
今後も塚本道場生として、新極真会の黒帯としての誇りを持ち、精進してまいります。押忍
※世田谷・杉並支部情報はこちらよりご確認下さい。