この度は弐段昇段審査を受けさせていただきありがとうございました。
また弐段昇段の許可を頂けたこと、心より感謝申し上げます。
私は二十代の頃初段を取得し、その後全日本大会にも出場させていただいた経験があります。
貴重な経験をさせていただいた後に残念ながらケガのため現役を引退せざるを得なくなり、
二十年近く空手の世界より離れておりました。
しかし2021年に息子が空手を始めることとなり、自分も再び息子と共に空手の世界に戻ることとなりました。
それから約二年、稽古や合宿などに関わらせていただき毎日充実した日々を過ごさせていただいております。
コロナ禍の中の再入門でしたが、息子の成長を見ながら道場の仲間たちと稽古に汗を流す日々は自分にとってかけがえのない日々となっております。
2023年の冬合宿の際に奥村師範より二段昇段審査への挑戦をするよう許可いただき、正直なところ自分でいいのかという気持ちと夢の二段へ挑戦したいという気持ちでした。
そこからは審査へ向けて仕事と両立しながら、体力作りや基本稽古、移動稽古、型の練習を進めてまいりました。
許可をいただいてから約一年後の十二月三日の審査日を迎え、緊張しながらではありましたが自分なりに落ち着いて基本稽古、移動稽古、型を出来ることができました。
十人組手は膝の怪我のためほとんど組手の練習を出来ずでの本番でした。
主審は現役時代よりお世話になってる富津分支部の林先生、現役時代からの仲間や後輩、本部道場の方々や佐倉分支部の河鰭先生に組手の相手をしていただき無事に十人組手も終えることができました。
無事に審査を終えた安心感と共に、再び自分に空手の世界へ戻るきっかけをくれた息子に審査での姿を見せられたことを本当に嬉しく思いました。
「この歳で…」とか、「ブランクがあるから…」とマイナスな感情も正直何度も思うことがありました。でも何事も挑戦することに歳やブランクで気持ちにストップをかけることはもうやめようと思いました。
過酷な審査をやり遂げられたことは、自分の大きな自信となりました。
諦めずに挑戦すること、練習はこつこつと小さいことでも続けると確実に自分の力になるんだ、ということは息子にも自信を持って教えて伝えていけることだと思います。
現役時代よりお世話になっている奥村師範、富津分支部の林先生と再び一緒に空手をさせて頂くことができ、また息子と共に空手を行えてるこの日々は大変光栄であり自分の人生の中でも大変輝かしい日々となっております。
改めまして弐段昇段の許可を頂きました奥村師範、日々の稽古でお世話になっております富津分支部の林先生にお礼申し上げます。
十人組手にご協力いただいた皆さん、お忙しい中昇段審査に来ていただいた皆さんにも感謝申し上げます、ありがとうございました。
これからも精進いたします。押忍
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