この度は、初段への昇段を認めて頂き、誠にありがとうございました。
2011年の春に新極真会西神奈川支部に入門してから約14年の歳月が過ぎました。
入門当初はあまりにも貧弱で同年代の道場生に組手で倒され、悔しさと辛さで何度も泣いていたことを覚えています。
ですが、そんな私を見かねた関師範代がマンツーマンで多種多様な蹴り技や身体の鍛え方を親身に教えてくださり、それを機に空手への意欲が高まっていき、次第に自主練にも残るようになり辛かった稽古が自分にとってかけがえのないものに変わっていました。
また、空手における身体の細かな動かし方や型などは谷川師範から懇切丁寧に教えていただきました。
そのおかげで、入門当初は何となしに取り組んでいた基本稽古や型の稽古もご教授されたことを常に意識することで次第に空手の技術と真摯に向き合える有意義な時間になっていきました。
しかし、2019年の3月、脳脊髄液減少症という難病を発症してしまいました。
一時はもう二度と空手の稽古に行けなくなってしまうのではないかと不安に陥ったこともありましたが、幸運なことに他の患者と比較して軽度の症状であり、また、周囲からのサポートがあったおかげで空手の稽古に行きながら、通院を繰り返して治療をし、無事に完治させることができました。
この期間、組手などの身体への負荷の大きいトレーニングをすることはできませんでしたが「今、やれることを精一杯やる」ということを念頭に置いて空手を続けていました。
この期間に空手を辞めずに続けていたからこそ、今回の昇段審査の機会をいただき、現在まで空手を楽しむことができているのだと思います。
最後になりますがここまで私が空手を続けることができたのは谷川師範と関師範代、様々なことを優しく教えてくださった多くの先輩方、ともに切磋琢磨してきた多くの道場生、そしてここまで空手に通わせてくれた両親のおかげです。
この場を借りてお礼を申し上げます。
大変ありがとうございました。
これからも末永くよろしくお願いいたします。
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