この度は、昇段審査の機会を与えてくださり誠にありがとうございました。
私が空手を始めたのは、自分の弱々しい体を改善したい事と、何かを身につけたいと考えたからです。その時、自宅から近い場所に愛知山本道場木場道場があることを知り、これも何かの縁と思い空手を始めてみることにしました。
入門当時(約14年前)の私は、平均以下の体重で骨の周りに皮が張り付いているかのような体型をしており、空手を始めたばかりの頃は、稽古の度にどこか痛めている情けない状態でした。
仕事終わりに週1~2回稽古を続け、2年程でなんとか試合に出場させていただけるまでになりましたが、初試合で一本負けという悔しい結果でした。
初試合以降、何度もこのまま続けられるのか挫折しかけましたが、一本負けの悔しさと指導員の清水先生始め道場の先輩や仲間に支えられ、継続する事ができました。
今思えばですが、この一本負けがある意味重要だったと感じております。
稽古を積み重ね茶帯まで到達した時、いつかは昇段をと考えましたが、黒帯の先輩方達を見ていると、まだ自分では力不足だと半分諦めていました。
しかし、いつまでもそれではいけないと思った事と仲間の声もあり、昇段目指し稽古に取り組みました。
審査に向け、基本・移動・型を山本師範始め各道場指導員の皆様にご指導、修正していただき、組み手・スタミナは道場の方々に協力していただき昇段審査の準備をすることができました。
審査当日は、緊張の中自分の出来る最高の空手を出し切りました。十人組み手は稽古とは比べものにならないほど辛く厳しいものでしたが、なんと最後までやり遂げることが出来ました。
審査を終え、そこをゴールとするのではなくここからが本当のスタートだと考え今後も精進していきます。
最後になりますが、指導していただきました山本師範、指導員の方々、道場の皆様この度は誠にありがとうございました。
押忍
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