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新極真会福岡支部 渡辺徹 初段昇段レポート(2025年3月23日)

2025.04.23
昇段レポート

この度は昇段審査を受審させていただき、誠にありがとうございました。
昇段のお許しをいただきました緑師範,日々温かくご指導いただきました渡邊師範代,亀山先生,そしてサポートいただきました道場の皆様に心から感謝を申し上げます。

私の空手人生の出発点は1983年の池袋総本部道場でした。その後約5年のブランクを経て1990年に
城南川崎支部で稽古を再開いたしました。
約3年で茶帯までいただくことは出来ましたが、黒帯までは届かず、また道場から足が遠のくこととなりました。

30歳代、40歳代と空手再開のタイミングがつかめないまま時間が経過していきましたが、このままでは後悔すると思い、2018年1月に53歳で福岡支部に入門させていただきました。
当初は週1回空手の稽古が出来るだけで満足しておりましたが、昔締めていた茶帯を締めさせていただき試合に何度か出るうちに、そして仲間の昇級・昇段を見るうちに、昔から憧れていた黒帯への意欲が出てきました。
2024年3月に渡邊師範代,そして翌月に緑師範に黒帯への意思表示を行い、私の昇段への挑戦が始まりました。

真の実力をつけて挑むために、2年ぐらいじっくりと準備をするつもりでしたが、幸運にも1年で昇段審査への許可をいただきました。
審査に備えた1年は、私の60年の人生の中でもとても充実した1年となりました。
渡邊師範代には基本・型と組手での受け返し等を指導していただき、亀山先生には心構えや実際に十人を相手に組手をする稽古を指導していただきました。
また網川先生の指導する時間にも出向き、若い道場生とともにスタミナの養成に励みました。

28歳で茶帯を取得して以来32年ぶりの審査ということで不安はありましたが、型と組手の準備をしっかりと行ってきたため、落ち着いて審査項目を行うことが出来ました。
最大の難関である十人組手においても、想定した稽古を行なってきましたので、満足とはいえないまでも最後まで動くことが出来ました。
本部席に渡邊師範代、主審に亀山先生、セコンドに網川先生というお世話になった方々の前で組手を行うことが出来、また緑師範にも温かい激励の言葉を何度もかけていただき、誠に幸せな時間を過ごすことが出来ました。

18歳で空手を始めた時の憧れであり目標であった黒帯まで、約30年のブランクがあったとはいえ42年かかることとなりました。
しかしこの長い年月が無駄であったとは思わず、
時間がかかった分だけ黒帯の重みが増すように感じております。

武道を志す者にとって初段は到達点ではなく、文字通り最初の段階であります。
そして新極真会の黒帯は、武道の世界における強さの象徴であると思います。
ゆえに、昇段したからといって歩みを止めるわけにはいきません。
今後においても、心身を錬磨し、知性と体力とを向上させ、生涯の修行を空手の道に通じ極真の道を全うすることを心に誓い、私の昇段レポートとさせていただきます。

押忍


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