この度は、初段への昇段審査の機会いただき誠にありがとうございます。
昇段審査へ導いてくださった内藤師範、稽古で共に汗を流した道場生の皆様に改めて感謝申し上げます。
極真の黒帯は凄い、昇段審査も厳しく、黒帯を取得することはとても大変である等の世間の方々のお声を耳にすることもありますが、十人組手を含む昇段審査を、当事者として身をもって体験して、昇段の困難さを実感しています。
昇段審査に先立つ事、昇段審査の課題である拳立臥せの回数が思うようにこなせず、焦りましたし、果たしてできるようになるのだろうかと自問することもありました。
それでも途中で諦めたら可能性は0%になってしまうけれども、トレーニングを工夫しながら継続することで必ず向上すると信じて続けたところ、ある時、できる回数がググっと増えてくる時期を迎え、昇段審査にチャレンジできる水準に到達しました。
基本稽古、移動稽古、型は、内藤師範から日々の稽古で丁寧にご指導いただき、細部の動作を修正していく過程を重ねました。
当日の審査では、緊張する最中、内藤師範が暖かく見守り下さり、勇気が湧くとともに、十人組手では、途中より意識が朦朧としてくる中、仲間たちの声援が聞こえ、大いに奮い立たせられました。今でも思い出すと目頭が熱くなってきます。
ところで、極真空手との出会いは、今から40年前、私が小学生の時、柔道経験者の父から、柔道より空手のほうが強い(※なお、局面によって発揮する技能が違うものであって、いずれが強いか弱いかというものではないと思っています。)、空手といえば極真!!と半ば無理やり空手を習わされたことがきっかけでした。途中、進学、転居等の事情で、道場を離れることもありましたが、紆余曲折を経て、今こうして昇段審査をやりきれたということは本当に感無量です。今後も、精進していきたいと思います。
押忍
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