このたび、二段昇段のお許しをいただき、大変ありがたく、嬉しく思います。
これまでも日々の稽古を通して、「頭・心・体」のバランスを保つことの大切さを実感してきました。今回の昇段審査では、姿勢や礼節を大切にしつつ、正確で力強い基本、気迫を込めた型、そして冷静さと技を意識した組手に挑むことを心がけました。
とくに組手では、苦しくても逃げずに立ち向かう「やり抜く心」が試される場面があり、これまでの積み重ねが力になったと感じています。
フルコンタクト空手の大きな魅力は、「心を鍛える場」であることだと感じています。試合や組手では、恐怖や緊張と真正面から向き合うことになり、その経験が確実に心の強さにつながります。
仕事で困難な状況や逃げ出したくなるような場面に直面しても、空手で感じた「怖さ」に比べれば、落ち着いて対処できる自分がいます。
精神面に加え、身体面にも良い影響があり、55歳になった今でも体のキレや軽さを実感しています。むしろ40代の頃よりも調子が良いと感じるほどです。
こうした心身の充実は、道場での稽古、加藤先生のご指導、そして共に汗を流し、切磋琢磨している仲間の存在があってこそ得られたものです。改めて、日々ともに励んでいる皆さんに感謝いたします。これからも「頭・心・体」のバランスを大切にし、健康で、何事にも楽しさを感じられる空手ライフを続けていくとともに、神奈川北支部のさらなる発展に貢献していきたいと思います。押忍
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