この度は昇段の機会を与えていただき、誠にありがとうございました。
私が、空手をはじめたきっかけは、大学1年(19歳)の春でした。
当時から、強さに憧れ空手の門をくぐったのを今でもおぼえてます。
空手の稽古はつらかったですが、それ以上に楽しかったです。
特に黒帯の先輩方はとてつもなく強く、私も黒帯を締めるのが夢になっておりました。
ですが、結局自分の心の弱さで、在学中は黒帯を取得することができませんでした。
大学を卒業してから、就職を機に空手から離れてしまいましたが、なぜあの時もっと頑張って黒帯にチャレンジしなかったのかという思いが強く、中途半端に辞めてしまった後悔を15年ほど抱えておりました。
時が経ち、鹿児島に定住することになり、子供が新極真会に入門し日々頑張っている姿を目にすると、私も若い時にやり残した夢に再度チャレンジしてみたいという思いが強くなり、新極真会新保道場に入門しました。
15年のブランクは大きかったですが、 基本稽古、移動稽古、型、スパーリング等をこなす中でを若いころの懐かしさと楽しさがよみがえり、きつい稽古も乗り越えることができました。
今回の昇段審査を受けてさせていただくにあたり、1年ほど準備しましたが実際に審査の項目をこなしていく中で、最後まで立っていられたことは大きな自信になりました。
また、長年抱えていた後悔や思いをここで乗り越えることができたことに大きな安堵感と達成感を感じました。
一方で、自分の未熟な部分を再確認することになり、ここがまた新たなスタートだという気持ちで今後も精進していく所存です。
最後に、日々稽古をつけていただいている新保師範をはじめ指導員の先生方、道場の皆様に深く御礼を申し上げます。
皆様のご協力、助けがなければここまで行きつくことはできませんでした。
本当にありがとうございました。
押忍