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新極真会東京城南川崎支部 瀧本啓介 参段昇段レポート(2025年4月13日)

2025.09.19
昇段レポート

学生時代から自己肯定感が低く他人とコミュニケーションをとるのが苦手でした。
当然仕事もプライベートもうまくいくはずもなくもうすぐ29歳という頃に、入門したての知人に誘われたのが新極真空手との出会いでした。

稽古見学の申込はしたもののやっぱりやめようか、などと考えながら迎えた見学当日。
基本稽古、正拳中段突き。とても大きくて鋭い「気合い入れて!」の声が人生の再構築開始の合図となりました。

あれからちょうど20年。
運動神経が良いわけでもない、ほっそりした体格でたよりない雰囲気、すぐにやめるだろうと思われていた私が、社会で生き抜いていくために必要なことを稽古や試合や道場の仲間との交流を通じて学び、困難や苦境を乗り越えて喜びを分かち合うことを積み重ねることで失っていた自己肯定感を取り戻し、かつて抱えていた多くのコンプレックスや劣等感に悩むこともなくなり、自分の信念と良心に従って行動・発言できる強さを手に入れ、いつからか競う相手は他人ではなく自分に変わり、つい参段に認定されるまでになりました。

何事もまずやってみる。
私が仕事においても一番重要視していることです。
今回昇段審査で十三人組手を行いましたが、実際にやったことがある者にしかそのきつさはわかりません。

「百聞は一見に如かず」という諺があります。
人から話を聞いてわかった気になるのではなく、何事も自分で体験してみることが大事だという意味ですが、文字通りに「一回見る」と誤った解釈をしてしまうと本質が伝わりません。
大山倍達総裁座右の銘「武の道において真の極意は体験にあり、よって体験を恐れるべからず」のほうが誤った解釈は起こる余地がなく、また武の道だけでなく全ての道に通じる真理を易しい言葉で表現していて私はとても好きです。

中原道場は家の近くにあります。
土曜朝クラスに参加しますがほとんど休んだことがありません。
朝に弱くていつも稽古開始数分前に滑り込むような状態ですが、もはや生活の一部であり自分の大事な居場所でもあります。

そのような場を提供してくれている入来師範、長い付き合いの楽しい仲間たち、そして入門のきっかけとなった声で変わらず指導してくれている小島康司先生、本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。

※東京城南川崎支部情報はこちらよりご確認下さい。


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