この度は昇段のお許しをいただきありがとうございます。
私が道場に入門したのは3歳の時でした。兄が先に習っていた事もあり、気づいた時には空手をしていました。
幼稚園の後の稽古は眠く、「あいさはけいこしないの?」と毎回師範に声をかけられても首を振って母の横で座って見ていたそうです。
年長になる頃、道場にいる憧れの先輩の小さい時みたいだねと、何度も言われたのがとても嬉しかったのを覚えています。
「やる気スイッチ」が入ったのはこの頃でした。
空手を始めてもうすぐ9年になります。
全日本大会の演武に出場させていただいた事、ユースジャパン強化合宿に参加させていただいた事、大勢の人に囲まれて試合に挑んできた事、貴重な経験をたくさんさせていただき、学校や日常生活でも自分に自信が持てました。
師範がいつも「強くなるには人より1回でも多く練習しよう」とおっしゃっています。
私はこの言葉と「最後まであきらめない」をいつも心に稽古や試合に臨んできました。
審査ではいつもとは違う緊張感がありましたが、日々の稽古を思い出し落ち着いてすることがでしました。
勝った時の嬉しさ、負けた時の悔しさ、礼儀や努力する事の大切さなど空手で学んだことはたくさんあります。
わたしに「やる気スイッチ」が入ったように、道場の後輩達の頑張るきっかけになるような存在になれるようこれからも努力を続けていきたいと思います。
寺家師範、先生方、先輩や道場の仲間、そしていつも支えてくれた家族。
ありがとうございました。